「The Pursuit of Happyness(幸せのちから)」

今回もおすすめの映画をご紹介します!

目次

The Pursuit of Happyness (幸せのちから)

The Pursuit of Happynessです!

ウィル・スミス主演、本当の息子さんのジェイデンとの親子共演でも話題になりました!

 

ホームレスとなった極貧、医療機器セールスマンが5歳の息子の世話を一人でしながら、証券会社のインターン生として正社員の座をつかみ取るまでのサクセスストーリーです。

 

the Pursuit of Happyness

 

シンプルなストーリーですが、

ウィル・スミスがインターン生として走り始めるまでの前半(インターンがスタートしてからもかなりのいばら道でしたが!)までの、

がんばってもがんばっても、何もうまくいかない毎日のたたみかけが、これでもか、というくらい過酷なもので、見ていて苦しくなりました!

 

セールスマンとして医療機器を売る仕事も、どこかの社員としてではなく、個人で仕入れて個人で売っているスタイルだったので、売らない限りは1セントも入って来ないという状況。

 

来月決まった日にちにある程度の収入がほぼ確実に入ってくる会社員とは、切迫感が違います。

映画の冒頭に流れるクリスの言葉

映画の冒頭にセリフにはなっていませんが、クリス(ウィル・スミス)の声で印象的な一節が流れます。

It was right then that I started thinking about Thomas Jefferson on the Declaration of Independence and the part about our right to life, liberty, and the pursuit of happiness. And I remember thinking how did he know to put the pursuit part in there? That maybe happiness is something that we can only pursue and maybe we can actually never have it. No matter what. How did he know that?

(まさにそのとき、僕はトマス・ジェファソンの独立宣言の一節について考え出したんだ。その、命・自由・そして幸福の追求の部分をね。それで僕はこう思ったのを覚えているんだよ。どうして彼は「追求」という言葉を入れるべきだとわかっていたんだろう?たぶん、幸福っていうのは追求するようなもので、決しててに入れることはできないものだとかそういうことなんだろうな。どうやっても。どうして彼はわかっていたんだろう?)

 

トマス・ジェファソンの独立宣言をちゃんと読んだり聞いたりしたことはないのですが、この一節ははっとさせられましたね。

 

「幸せ」って一生考えていくテーマなんじゃないかなと思っているんですが、

一つ何かしらのヒントをもらったような気がしました。

タイトルの”Happyness”の本当の意味

Happyness

本当は

Happiness

って書きます!どうしてこの映画ではyなのか!実際に観て答えを見つけてくださいね☆

ヒントは息子クリストファーが通うデイケア!

 

ちなみに

pursuit (名) 追求

pursue (動) 追求する

 

です。一緒にぜひ覚えちゃいましょう!

PossiblyとProbablyの意味の違い

5歳の息子に色んなことを教えてあげるパパ・クリスですが、息子に、アメフトの試合を見に行けるかもしれない、という話をしているところでこんなやり取りがありました!

(二人とも名前がクリストファーなので、お父さんはクリストファー・ガードナーChristopher Gardner となっています!)

Christopher Gardner: Probably means there’s a good chance. Possibly means we might or we might not.

Christopher: Okay.

Christopher Gardner: So, what does probably mean?

Christopher: It means we have a good chance.

Christopher Gardner: And what does possibly mean?

Christopher: I know what it means! It means we’re not going to the game.

クリス・ガードナー: Probablyは可能性が高いっていう意味だ。Possiblyは行くかもしれないし行かないかもしれないっていう意味だ。

クリストファー: わかったー。

クリス・ガードナー: じゃあ、probablyはどういう意味だっけ?

クリストファー: 可能性が高いって意味でしょ。

クリス・ガードナー: じゃあpossiblyは?

クリストファー: どういう意味か本当はわかっているよ!試合に行かないって意味でしょ!

 

本当は「行かない」って意味ではないんですけどね。

 

でも試合に行けると思ったら、お父さんがどっちつかずの感じをだしてきたので、ちょっといじけちゃったんですね!

possiblyの方が、probablyよりも可能性が低いっていうこのニュアンスの違いをパパ・クリスは伝えたかったのにたいして、息子クリストファーも一応はちゃんと理解したということです。

 

こうやって新しい言葉を習ったとき、英語でそのニュアンスを説明できるようになると、ちゃんと使いこなせるようになるための大きな一歩だなと思います!

 

ぜひレッスン生のみなさんには、私という相手をうまく活用して、色んなことを英語で説明する練習をしていただきたいですね!

この映画の最大の見どころ:息子クリストファー

この映画のストーリー構成として、一番最後以外は、かなり苦しい展開が続いて、見ていて辛くなってくるんですが、

 

この純粋な5歳の息子クリストファーが、大きな癒し効果を与えてくれています!

 

これは観客にとってもそうですが、お父さんのパパ・クリスにとっても、このクリストファーがいたからあんなに走り続けられたんだろうなと思います。

 

この一文だけ切り取っても本来の10分の1も良さが感じられないのですが、ギリギリの毎日をなんとか走り続けるお父さんに、

Christopher: You’re a good papa.

って言うんです。

あのかわいい声で。

ぜひ…

ぜひ、実際に映画をご覧になって、この一言の本当の重みを感じてください。

人生の違うタイミングに何度でも観たい映画

学生の時に一度観たことがあった映画だったのですが、最近また観てみて、感じ方が随分変わったなと感じました。

 

自分で仕事のことを考えて、自分でお金を稼ぐようになって、

この映画がとても響くものに感じられるようになりました。

 

私と同世代の人たちも、この映画の公開時は学生だったと思うので、

社会人になった今、もう一回観直してみてはいかがですか♪

おわりに:ウィル・スミスの存在感

それにしてもウィル・スミスの背の高さと身体能力の高さがこの映画の演出効果にかなり貢献していますね。

 

ダウンタウンの人混みの中に紛れても、頭一つ出て顔の表情までとらえられる身長の高さと、(何回かこういったシーンがあり、その度にウィル・スミスの表情が違うので印象的でした!)

 

なんども盗まれた医療機器を取り返しに全速力で走る彼の背景の流れる速さに驚きました。(ってことは彼の足が相当速いってことですよね!)

 

キャスティングも素晴らしい、実話をもとにしたサクセスストーリー、

It was very inspiring.

ぜひ観てみてくださいね!

 

では!


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