ECO’s KITCHEN「本業で事業として英語の先生をやっていると出てくる本音~自家製ピクルスの気分~」

英語を教え始めてからもうすぐ二年半が経とうとしていますが、その中で、多くの生徒さんだけでなく、英語を教えたことがある人や英語を教えている人にも何人も出会ってきました。私は始めに英語の先生としての動き方を学んだ方が、ビジネスマンとしても英語の先生としてもとてもきちんとされた方だったので、良いスタートを切ることができてラッキーだった、というのが今になって改めて感じていることです。

 

でも、英会話教室とはまた違う、個人事業の英語の先生を業界と呼べるのであれば、これは結構難しい業界でもあると思っています。

 

アルバイトとしてもできてしまう職業だからこそ、それを本業として生計を立て、紹介会社や派遣会社などを通じず生徒さんを自分で見つけていき、すべて自分で直接やりとりをしていくということが、実は結構大変だということは、あまり知られていないようです。それはアルバイトや副業としてちょこっと教えている先生もあまり実感がないようです。

 

本業は会社勤めで固定収入、英語は副業として教えてちょっとお小遣い稼ぎ、という先生は結構多いので、四六時中生徒さんの英語力の向上のことを考えているわけではないですし、今の自分の技術を上げようと思う度合いも本業にしている先生と比べると、残念ながら低いです。現在の副業から、個人でいずれはやっていきたいと言いながら、新しい生徒さんを受け持つことを躊躇する人も多いので、それは少し残念だと思います。

 

個人でやっていたらすべての大変さを一人で背負うのは仕方がないことです。その分、自分で大事だと思ったことを妥協せずに事業に反映できる自由があるのですから。本当は、やりがいを直に胸いっぱいに感じることができる素晴らしい仕事だということは、もっと多くの生徒さんと、ある一定の期間向き合わないと見えてこないのかもしれません。

 

本業じゃないし…と言ってすごく安いレッスン料でレッスンを実施する先生もいますが、それはちょっと違う気がします。はなから質の良いレッスンを提供する責任を放棄している姿勢です。本業で英語を教えている他の先生とよく話しますが、安かろう悪かろうって本当だと思います。

 

お金は価値を双方が認めた時に発生し、交わされるものです。英語を話せるようになりたいと思っている生徒さんに対して、話せるようにさせてあげられるか保証はできないけど、その代わり安くしとくから許してって言っている気がします。話せるようになりたい生徒さんに対して、そこの責任を負えないのでしたら、そもそも教えるべきではないんじゃないかな…。

 

スポーツや楽器や、ほかの全てのスキルに共通しているように、英語だって「話せる」のと「教えられる」のは全然違います。特に、無数の英会話スクールが存在するように、日本では英語を教えるサービスはいいビジネスですから(需要が高いという意味で)、生徒数を多く確保したいところは、講師の数も必要で、そうなると講師の質というのはあまり問われません。

 

悲しいことに、日本での英語というのは、やろうと思えば色んな悪徳な方法で、お金儲けが出来てしまう商品です。大手のスクールも、オンラインやメルマガの洗脳商法も…うん、怖い。だから英語を学びたい人は、ちゃんと考えて、賢く選んで欲しいと願っています。

 

なんだかドロドロした世界だな~と気付き始めたのが英語を教え始めて半年ほど経ったころ。まだ純粋でいろんなことに影響されやすかったあの頃の私は、色んな怪しいお誘いに危うく乗ってしまうところでした。私の中の優先順位が何よりも「今教えている生徒さん」じゃなかったら、取返しのつかないところまで行ってしまっていたような気もします。そういった意味で、「自分の生徒さん」という大きくて重たい存在とそれに対する責任感が私を正気のまま保ってくれた気がしています。

 

また、自分の生徒さんを大事にするという意味では、生徒さんに直接関係のないところでも、自分がしっかりしないといけないのだと感じています。

 

英語のことって気軽に聞きやすいみたいで、この仕事を始めてからは、大して仲良くない人から急にメッセージが来て、「どうやったら英語力のばせるかな?」って聞かれることが、たくさんあったんですけど、正直ふざけてるなって思います。

 

本当に英語力を伸ばしたいなら、そんな風に怠けないで、学び方や自分に合った先生探しから自分でやれって思います。私の生徒さんは私からそのアドバイスや指導を受けるために、毎日働いて得た給料を支払ってくださっています。社会人で習い事を一年以上続けられること自体が、まずすごいことだと思います。私はそれらの行為を尊重し公平でいたいので、無料を前提に軽くアドバイスを聞いてくる人には、答えません。私の生徒さんにフェアじゃありませんから。

 

正直その人たちそれぞれの英語力とか癖とかを見ないと、そもそもアドバイスなんてできないので、その通りを伝えます。面白いことに、その後の返信で「それならぜひ会って、ちゃんとレッスンとして相談させて!」と言ってくる人は今まで一人もいませんでした。笑

 

「英語の先生を探している」という風にちゃんと問い合わせてくださる方は、レッスンも続きますし、だからこそ英語力もちゃんと伸びます。レッスンが始まる前から、その人が伸びるかどうかは実はわかっちゃうんです。

 

取り留めのないお話しでしたが、個人の英語の先生の本音が少し垣間見えたら面白いかなと思って書いてみちゃいました。笑

 

個人で本業として英語の先生ができるかどうかは、本人の実力以外にも色々な要素が関わってくると思うので、今度はこんなにダラダラと愚痴をこぼすのではなく、ちゃんとまとめようと思います。本当は先生不足の業界ですから、ちゃんとした個人の先生が増えたらいいなっていうのが、一番の本音です!笑

 

最後にちょろっとECO’s KITCHENです!笑

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Fried noodle with pork and green onions (salt&pepper)

豚肉とネギの塩焼きそば

homemade pickles (red bell pepper, yellow bell pepper, and daikon radish)

自家製ピクルス(赤パプリカ、黄色パプリカ、大根)

では~☆