英語に限らず、大人には大人の、子供には子供の、それぞれにあった学び方があります。その一方で、大人が子供のやり方から学べることもあります。競っても仕方ないのですが、お子様に英会話を習わせてあげながら、ご自身も英会話の練習されている親御さんの参考になればと思うので、敢えて比較しながらご説明しますね。
これを知っているだけで、多くの大人の英語学習者がつまづく「続ける」という取り組み方が、うんと楽になるので、ぜひみなさま取り入れてみてください!
目次
そもそも全然違う!大人と子どもの英語の学び方
英語力向上のためのメソッドは、世の中に山ほどありますが、その多くに共通しているのは、大人と子供は学び方が全く異なるという考え方です。ECO’s ENGLISH(エコズイングリッシュ)でも基本的にはこの考え方に沿って、生徒さんごとに指導内容や自習のアドバイス内容を変えています。
子供たちは、単語の意味を知らなくても文脈や場面から意味を想像し、英語にたくさん触れているうちに、その言葉の意味を推測して語彙を増やしていきます。
一方で、勉強する習慣の身についた、特に中学生以上の英語学習者は、まず語彙を覚え文の構造を学んでから、文の中に登場する単語や熟語の繋ぎ合わせ方・並び替えによって、意味を理解していきます。
実際には、もう少し複雑なことが脳内で起こっていますが、ざっくりと違いを並べるとこんな感じです。文脈から覚える子どもに対して、語彙・仕組みから覚える大人、といったところでしょうか。
大人の英語学習者の有利な点
それでは、自然に文脈から覚える子どもに比べて、いちいち考えないといけない大人はやっぱり不利なのでしょうか?
実はそんなことはありません。
私はカナダで習得したTESOL(英語教授法)の授業でも学びましたが、大人には知識を応用するための頭脳がすでに備わっています。初めにたくさん材料とルールを覚えてしまえば、それをいろんな場面や文脈に応用して、今まで実際には触れたことのない文や意図を表現することができるようになるのです。
そう、実は効率を考えると、大人の学び方の方が良いです。
子どもは英語づけになり、触れる文をなるべく多くすることで、まだあまり発達していない応用力をカバーする「まねっこ力」が身につきます。いかに量を稼げるかというところが鍵になります。
子どもたちが遊びながらたくさん英語に触れていると、自然に英語を習得する理由の1つはこれです。
あまり苦労せずに、英会話ができるようになる様子をみて、大人の私たちはうらやましくなってしまうこともあるかもしれないですね。
大人が子どもから学べる英語習得術
子どもたちが英語をまねっこして学ぶ傾向が強い一方で、ある程度知識が頭の中に入れば、一気に表現の幅が広がり、コミュニケーションをとれる内容が増えるのが大人の英語力習得の傾向です。
でも大変なのは、この段階まで辛抱強く、勉強を「続ける」ことですよね。
子どもたちのように、もっと苦労なく英語力が身についたら良いのに、と思ってしまうのは、忙しい毎日の中で、始めた頃の熱量を保つのが難しく、継続することがとても大変に感じてしまうからなのです。
そんな悩める大人たちには、この、子どもたちが自然とやっていることを取り入れて欲しいです!大変さが格段に減ります。
それは、
自分を飽きさせないように、頻繁にやり方を変えていくこと
です。
子どもたちはそもそも集中力が持たないため、同じやり方を続けていてはすぐに飽きてしまいます。英語の絵本を読んでもらうレッスンを何度かやったあとは、キッチンで英語を話しながら一緒に簡単な料理を作ってみたり、お部屋の中でかくれんぼをしたり、最近では英語を話しながらお化粧をしてみたりなどなど…。
これは、大人も取り入れて良い方法なのです!
大人の場合に置き換えると、今月は単語に集中、翌月は英語で日記を書くことを習慣に、その次の月は英語の映画を見漁ってみる、あるいは自分の仕事について毎週ミニプレゼンを作ってレッスン中に発表してみるなどなど…。
英会話レッスンと言っても、英語を使いながらできることは山ほどあることがお分かりいただけるかと思います。
「継続は力なり」というごもっともな格言はありつつも、それができたら苦労しないよ…というのが本音の方も多いはず。
そうしたら、根性で乗り切ろうとせず、継続が苦手なご自身をさっさと受け入れ、英語を使ってできることをあれこれ考えたり情報収集する労力に切り替えた方がよっぽど生産的です!新しいことを知っていく方が、同じことを根気強くやるよりも長持ちする気がしませんか?
かくいう私も、続けるのは大の苦手で…。おかげさまで、英語力がつく方法の引き出しだけはやたらと持っています。また、色々試してみるうちに、自分は読むよりも聴いたり書いたりする方が楽しい(=続きやすい)という結論にたどり着きました。
このように色々な取り組み方を探していくうちに、自分がどんなやり方が好きなのか、続けやすいのか、そんな自分だけのゴールデン・メソッドが見つかることも!
そのやり方を続けていくようにすると、よりご自身の成長がわかりやすく実感できるようになり、さらなるモチベーションアップに繋がります。いいサイクルができましたね!
ここまでくれば、英語はあなたのライフスタイルの一部になっていることに気づくはずです。そんなに大変な想いをしなくても、空いた時間にちょっと英語のYoutubeを観てみる、なんていうような気楽な方法で、英語力向上に向けた取り組みを続けることができるようになっているでしょう。
いかがでしたか?子どもたちが自分で編み出す色んな遊び方を開発する能力は、大人にもぜひ取り入れていただき、継続は楽なり〜!な英語学習ライフを送ってみてくださいね♪
英会話レッスン情報
ECO’s ENGLISH(エコズイングリッシュ)では、小学生以下のお子様から70歳以上の人生の大先輩まで、幅広い年齢層の生徒さんを継続的に指導してきました。今回ご紹介した内容にもある通り、ライフスタイルや必要な英語のスキル(読む・書く・話す・聞く)以外に、年代も指導内容を検討する上での材料にしています。
実際の英会話レッスンはプライベート(マンツーマン)形式のため、生徒さんお一人おひとりに合った自習の方法や、レッスン時間の活用法を一緒に考えていくことが可能です。
「自主学習の取り組み方も含めて英会話を習いたい」「ゆくゆくは自走したいからそのための下地を作りたい」というような、永久にレッスンに依存しない英会話のやり方をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!