成人の日は英語で?文化説明でやりがちな間違いと上達のコツ3選

成人の日は日本特有の文化ですし一生に一度の大イベントなので、外国人の友達に話す機会もあるかと思います。

 

今回は、英語で成人の日を説明しながら、聞き手に優しい、文化の説明のコツを伝授します!

目次

文化の説明でやりがちな間違い

文化の説明って、ちょっと間違えると誰も興味ない内容をだらだらと話しがちな内容だったりします。

 

特に留学したてや異文化交流サークルのような環境だと、文化交流のアンテナがぴーんと立っている一生懸命な人が多く、そういった人たちがとくにやりがちな間違いです。

 

(きゃー、私もそんなタイプだったなーという反省も込めてお伝えしています!恥)

 

文化の説明は、正確で丁寧な説明を意識しがちですが、実践の英会話ではそのような丁寧な説明はいらないんです!

 

というか、残念ながら丁寧な説明は、聞き手には負担になります。違う文化だからちょっと知りたいな、くらいの人に150ワードくらいの説明パラグラフをぶつけても、

 

「別にそこまで興味ない…(けど一生懸命だから聞いてあげようかな)」

 

と思われることも多く、親切心で丁寧に説明している人が、聞いてもらっている側になるという不思議な構図が出来てしまいます。

 

それは避けたいですね!うん、今思い返すと結構恥ずかしいです。笑

 

成人の日関連英単語リスト

まずは、成人の日に関連するボキャブラリーや英単語をざっと洗い出し、それらをあとで英文にしていくとしましょう。

 

必須リスト

coming-of-age day 成人の日

coming-of-age ceremony 成人式

reception (披露宴などちゃんとした)宴会全般

reunion (同窓会)

 

おまけリスト

photo shoot 写真撮影

hair-do ヘアセット

afterparty 二次会や打ち上げなどのパーティ/飲み会

 

さて、最低限の英単語が出そろったところで、コツ①に行きましょう!

まずは、具体的な内容を選ぶコツです!

 

①文化に関する英会話のコツは話題選び

日本に訪れたり、日本文化に興味を持ったりする外国人であれば、着物を見たことがあるのがほとんどですし、どんな時に着るのか気になっている人も多いです。

 

なんせ、着物は美しいけど、もう普段着てる人はほとんどいないし、みんな大好きサムライも実際に日本に来てみたら居ない…でも日本でできた新しい友達のFacebook写真なんか見るとどうやら着物きてるじゃないか…みたいなことが頭の中をめぐっている可能性もあります!笑

 

なので、成人式というのは、みなさんが思っている以上に、外国人にとって興味深い話題の可能性があります!

 

外国人と言っても色々ですが、アジア圏の人たちなら、母国との共通点や類似点を見つけて話が盛り上がりますし、非アジア圏出身の人たちは、全然違う文化という視点で興味を持ってくれるという違いが面白いことも多いです。

 

あとは、あなたの伝え方次第!笑

 

ポイントは、どんな英文やフレーズを使うかよりも、成人式という日本の伝統文化のどんな内容を選んで伝えることにするか、というところの方が大きいです。

 

真面目な話題の英会話のコツ

社会問題の話題が好きな人や、どちらかというといつも真面目なトーンの人には、成人の日の一般的な情報は最小限に留めて、成人式が年々荒れてきているのが話題だ、という話も面白いのかもしれません。

 

比較的議論が好きな傾向にある外国人は、社会問題系の話題の方が、積極的に会話に関わってくる可能性も高いので、怖がらずにネガティブなトピックも振ってみると、ぐっと距離が縮まることもあります!

 

その時に、会話を弾ませるコツは、①自分はどちらかというと賛成か・反対か、そして②その理由は何かを、本当に簡単に言えるようにしておくことです。

 

自ら議論や主張を始める必要は全くありませんが、そういった意見を聞かれる確率は結構高いです。

 

I don’t know. は考える時間を稼ぐために言うならまだましですが、それだけ言って会話を終わらせてしまわないようにしましょう!I don’t know. 単独で使うというのは、会話をぶった切る乱暴な言い方なので注意が必要です!英会話に慣れないうちは、脳みそフル回転でちゃんと意見を言えるように頑張りましょう!

 

軽めの話題の場合

一方で、一日の流れや、ファッションのはなしなど、議論と言うよりは文化の紹介といった感じの話題は、多くの人が楽しんでくれる内容なので、知り合って間もない人とも話しやすい内容かもしれないですね。

 

次は、もう一つのコツを紹介しながら、具体的に英語でする説明文を組み立てていきます。

 

②はじめの説明のコツは「雑さ」

冒頭でも述べましたが、文化の説明をするうえで1つ注意したいのは、説明をはじめから細かくしないことです。

 

英語で何かを説明するときは、広い分類から、相手が興味を持ち続ける限り、だんだん具体的に詳しく説明を追加していく、という流れが一般的で伝わりやすいです。

 

コツは、雑にすること!

 

成人式というお題を雑に話す例

成人式というお題を雑に話すとすると、どうなるか例を挙げますね。

例えば、

 

  • ・20歳のためのお祝いの日
  • ・特別な着物を着るよ

 

くらいで良いです。

 

英語だと、

  • It is a day to celebrate people turning 20 that year.
  • They usually wear special kimono.

シンプルですね!

 

ここでは、「振袖」という具体的な着物の種類は割愛しました。kimonoは世界中で知られている単語なので、その一種だと伝われば十分です。秘訣は雑さですよ!笑

 

③イメージは箇条書き

雑な上記の2文を言っても、まだ聞き手が興味を持ってくれている場合には、そのあとに、少し具体的な内容を話すことができます。その時も、箇条書きをイメージして話すと伝わりやすくなります。

 

  • 朝、地域の式に出席して、午後は夜までいくつかのパーティに参加する日だよ。
  • 女の子は式では着物、パーティはドレスのことが多いよ。男の子はスーツの人が多いよ。
  • パーティは実質、豪華な同窓会だから楽しいよ。

 

くらいで、成人の日のイメージは十分伝わりますよね。

 

この3点を矢継ぎ早に言う必要も全然無くて、むしろ相手が興味を持って質問したそうだったら、ちゃんと耳を傾ける余裕をもった話し方をしたいですね。

 

そして、上記の三行を英語にするとしたら、例えばこんな感じです。

 

  • We usually have a ceremony in the morning in each district, and then attend one or more receptions through the entire afternoon and the evening.
  • Girls usually wear kimono for the ceremony and dresses for receptions. Majority of guys just wear suits for the whole day.
  • Those receptions are practically a middle school (junior high school) or a high school reunion in a fancy setting, so it’s fun.

 

ぜひ参考程度に真似してみてください^^

 

使う単語は限られているのでこれを機に覚えて、いつか英語で成人式の想いで話なんてできたらいいですね。

 

文もとても単純な構造なのがお分かりいただけると思います。なので、単語や表現さえ知っていれば、組み立てられるのもあまり難しくありません。

 

おまけ

私は、成人式はカナダ留学中だったので、出席しなかったのですが、成人式のために一時帰国した友達もいました。

 

留学中に現地で友達に成人式の話をする時には、「そうやって一時帰国する人もいるくらい、一生に一度の大イベントなんだよ」という説明をするのも面白いかもしれないですね。

 

最後になってしまいましたが、今年成人を迎えるみなさん、おめでとうございますー\(^o^)/

 

ではまた!

 

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