忙しい社会人でも、日々の英語のインプットは欠かせないですよね!そんな時は洋画より海外ドラマをおすすめします!
今回は「The Big Bang Theory (ビッグバン・セオリー)」の次に私が好きな海外ドラマシリーズ「Modern Family(モダン・ファミリー)」が、英語を上達におすすめの理由を書きます!
「Modern Family (モダン・ファミリー)キャラクター紹介&解説」はこちら▼
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目次
1. 専門用語が出てこない
「Modern Family(モダン・ファミリー)キャラクター紹介&解説」で詳しく解説していますが、親戚同士の3つの家族のちょっとはちゃめちゃな日々を描いたのがこのドラマです。なので、出てくる場面は日常生活の範囲内で、専門用語がでてくることはほぼありません。
ということは…このドラマに出てくるすべての語彙、フレーズ、文などが、私たち自身の生活でもそのまま使える可能性がかなり高いということになります!
刑事ものやファンタジーものSFものなどは、専門用語やその世界独自の表現と言うのがたくさん出てくるので、登場人物のセリフの真似をして日常英会話を鍛えるということがしにくかったりします。
でも、Modern Familyのように、特徴的なキャラクターと彼らの会話が作品のほとんどを占めるようなものだと、大袈裟に言ってしまえば、セリフを丸暗記して、使うべきタイミングさえ選べば、日常英会話をマスターできてしまうようなジャンルなのです!凄
もちろん、そんなシンプルにはいかないんですが、せっかく英会話を上達させるために海外ドラマを観るんだったら、目的に合うジャンル・作品選びをして、近道を取りたいですよね♪
2. あの「笑い声」が入っていない
海外ドラマ、特にアメリカのドラマのシットコム(sit-come)と呼ばれるタイプのコメディ作品は、ジョークのあとにあの「HAHAHAHA」という笑い声が入っていることも多いです。
オルセン姉妹が2人で1役を演じ日本でも大人気だったFull Houseや、英語学習者が必ずおすすめされるFriends、そのFriendsの現代版とも言われるHow I Met Your Mother、そしてこのサイトでも常に人気1位2位を争う人気記事The Big Bang Theoryは、すべて「HAHAHA」が入っています。
録音された笑い声を編集の時に挿入している場合もあれば、本当に観客の前で撮影が行われるため、その観客の自然な笑い声が入っているという場合の2パターンがありますが、多くは音声を挿入しているもののようです。
そして、これはよく聞く話なのですが、あの笑い声が苦手な日本人が多いんです!どうもあの笑い声が苦手だから、アメリカのコメディドラマは観れないっていう意見を結構耳にします。
そんな方にも嬉しいこのModern Family!コメディでありながら、あの人工的な笑い声が入っていないんです!それでもって、The Officeのように、シュールな笑い限定というわけでもなく、わかりやすい笑いも盛りだくさんなので、初心者でも楽しめるコメディ作品となっています!
3. セリフ数が多い
そもそもなぜこんなにもコメディをおすすめするかというと、もちろん面白いから観ることを習慣にしやすいというだけでなく、コメディはセリフ数が多いからなんです!
セリフ数が多いと、同じ20分間でも、インプット量が格段と増えます。コメディはキャラクターとセリフが作品のすべてを占めると言っても過言ではありません。そのため、セリフ量は多く、文も比較的長めです。
その中でたくさんの語彙を覚えたり、色んな文の作り方を学んだりする事ができます。生きた英語、ネイティヴが聞いて自然に楽しめる英語は、教科書の例文より100倍実用的です!発音までしてくれる、こんなお得な例文集は他にはないと思います~!
4. 12人3~4世代の多国籍男女の英語が聞ける
Modern Familyには、3~4つくらいの違う世代の男女が登場します。育った時代やその時の年齢によって、話し方が変わるのは、日本語を使う私たちでも一緒ですよね?視聴者がどの年齢であっても、自分と同じ性別で年齢の近いキャラクターを見つけることができるので、そのまま使える表現を学ぶ参考にしやすいです。
年齢もそうですが、非ネイティヴの英語が聞けるというのも魅力です。コロンビア出身のセクシーで美人なGloria(グロリア)は、母国語であるスペイン語のアクセント(なまり)が強烈です。
妖艶な見た目とは裏腹に、大胆に大声で話す彼女のセリフはとても面白いことも多く、なまっててもちょっと間違ってても、堂々としゃべる方が、キラキラ生きていけるんだな~なんて思わせてくれます!日本人の私たちも真似したい!
スペイン語を母国語としながら、英語を使っている人たちの人口は多く、世界中に居るので、Gloriaのアクセントでリスニングの練習をするというのは、海外で英語を使いたい人(旅行でも仕事でも)にはとても良い練習になります!
5. 子供をバイリンガルに育てるための英語が学べる
また、それぞれのキャラクターが、他の家族のメンバーに対してどういう話し方をするかというのは、立場や関係性によって変わってきます。そして、Modern Familyに登場する3つの家族のすべてに、親子関係が存在するので、たくさんのお手本があることになります。
今子育て中で、お子さんを日英バイリンガルに育てたいと考えているお父さん、お母さんはたくさんいると思います。そして、小さいころから英会話スクールに通わせてあげたり、おうちでも英語の歌や番組に触れさせて、より英語に抵抗がない家庭環境を築く努力をされている方もたくさんいると思います。
お子さんの英語力アップには、お父さんお母さんがお子さんに英語で話しかけるというのもとても効果的なのですが、どんどん成長していくお子さんと比べて、お父さんお母さんはなかなか英語力が上がらず悩んでいる場合も多いと聞きます。
そんなファミリーにもまさにおすすめなのがModern Familyです!お子さんに英語でどんな風に話したら良いか、お子さんの発言に対してどのように返したらいいか、たくさんの例文や声のトーンやジェスチャーやハグも含めて、バイリンガルを育てるためのリアルなお手本がたくさんあります。
子供を愛を持って叱りたいとき、子供にたっぷり愛情を伝えたいとき、英語だったらどう表現したらいいかということを、日本では参考に出来るものが少ないので、そんなお父さんお母さんたちにも是非おすすめしたいですね!
もちろんコメディなので、かなりオーバーなところもありますが、日本で生まれ育った私たちが自然にあそこまでオーバーに話したり反応したりすることは中々ないと思うので、そこは心配いらないと思います!笑
6. 綺麗な言葉しかでてこない
お子さんに使う英語も学べるもう一つの理由として、この番組がアメリカのABCチャンネルで放送されていることにあります。
日本でもテレビのチャンネルにはそれぞれカラーがあるように、アメリカのテレビチャンネルにも汚い言葉やswear words (スウェアワード)を思いっきり放送するチャンネルもあります。でもこのModern Familyはきれいな言葉を使うABCチャンネルで、しかも夜の7時か8時頃に放送されている番組です。
なので、ファミリー層でも、英会話初心者でも安心して観れる綺麗な言葉のインプットに向いている番組なんです。
英語には悪い言葉がたくさん!スウェアワードについてはこちらの記事で詳しく解説しています▼
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7. 今のアメリカの家族文化や社会を学べる
一番のポイントなので最後まで取っておいたのが、タイトルからも分かるように「現代の(アメリカの)家族」がどんな姿かを楽しめる形で描いたのがこのModern Familyです。
伝統的な家族像と考えられてきた、白人同士の結婚、自然な出産、妻は家で家事と子育て、離婚もなく、夫は定年退職まで働く…という家族の形が、いかに今の家族像とかけ離れているかを再認識させられる要素がたくさん盛り込まれています。
例えばJay(ジェイ)は、Claire(クレア)とMitchell(ミッチェル)のお父さんですが、その2人のお母さんである女性とは離婚して、先述のコロンビア出身の若くてとってもホットでセクシーなGloria(グロリア)と再婚します。Gloriaも2回目の結婚だったので、連れ後のManny(マニー)との3人暮らしが始まって間もない時期からこの番組のシーズン1が始まります。お互い素直じゃないJayとMannyが血のつながりはなくても強い絆で結ばれていく様子は、とっても微笑ましいです^^
アメリカに限らず、離婚も連れ子を新しい家族として迎え入れることも人生に普通に起こり得る出来事の一つになっているなと思います。そして、あとの方のシーズンでは、JayとGloriaの子Joe(ジョー)も誕生し、よりにぎやかな家族になっていきます。
もう一つの家族、先述のMitchellはゲイ(同性愛者)で、パートナーのCameron(キャメロン)と暮らしています。ベトナムから女の子の赤ちゃんを養子に迎え入れ、その女の子をLily(リリー)と名付けて、血のつながりはないけれど誰よりも愛情たっぷりの3人家族になりました。
キャラクターについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、お楽しみください!
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家族の形の多様化はどんどん身近になっているということをチャーミングに示しているのがこの番組だと思います。そして、世界中で、本当にたくさんの人がこのシリーズを楽しんで観ているという事実こそが、もうそんな時代はとうに訪れたのだという証拠のような気がして嬉しくなります。
8. 最大の魅力は「困難ではなく刺激」
でも、そういった社会へのメッセージ性のようなもの以上に、この番組の素晴らしさはあると思います。
多様化する家族という時代の流れはあっても、血のつながりや年齢差、文化の違いは確かに存在し、それらが気にならないというわけではないということ。でも、それらは困難というよりむしろ、毎日の生活に刺激とドラマを与えてくれる、自然な要素の一つであるということ。そんなことを気付かせてくれます。
そして、そういったちょっとした日々のハードルの存在も含めて、どんな人たちでも家族になれるということを、私たちが家族のドタバタ劇を楽しんでいる間に、無意識に教えてくれていると思います。
家族の形って家族の数だけあると思いますが、どんな家族で育って、どんな家族を持ちたいと思っている人でも、何かしら温かい気持ちになる番組だと思います。
英語上達目的でもいいですし、ただ愛に溢れた温かいコメディを楽しみたいという気持ちでももちろんいいので、まだ観たことのない人はぜひ試しに数話観てみてくださいねー!
まだの方はこちらもどうぞ▼
「Modern Family (モダン・ファミリー)」キャラクター紹介&解説
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