病名・体調を英語で言うとき!冠詞は3パターンでOK!

前回の記事で、インフルエンザは”the flu”と言うんですよー!というおまけ情報をお知らせしました!

そして、お医者さんなどの専門家は”Influenza”と冠詞なしで言うという違いも紹介しましたねー!

(前回の記事はこちら▼「花粉症は英語で通じないことも!相手が知らないことを説明するコツ」)

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今回は、体調や病名を英語で言うときの冠詞のルールをまとめました!

 

ついでに発音が難しい病名は書き足しています。カタカナなので、参考程度にしてくださいー!笑

目次

1.医療用語系病名は冠詞無し!

一番身近な病名は恐らくこちら

  • cancer ガン

だと思います。cancerは病名として使うときには冠詞はつけません。

例)I have breast cancer. 私は乳がんです。

 

そして、他にもいわゆる病名っぽいやつは、冠詞を付ける必要がありません!とかいうと雑ですが、一応「いわゆる病名っぽい」には接頭辞や接尾辞などから見分ける方法があります

例えば、下記のとおりです。

 

-a で終わる病名

  • pneumonia 肺炎 (ニューモゥニア)
  • insomnia 不眠症 (インソムニア)
  • diarrhea 下痢 (ダイアリーア)

例)My grandpa almost died of pneumonia. 私のおじいちゃんは肺炎で危うく亡くなるところだった。

 

-itis で終わる病名

  • hepatitis 肝炎 (へパタイタス)
  • nephritis 腎炎 (ネフライタス)
  • bronchitis 気管支炎 (ブロンカイタス)
  • appendicitis 盲腸 (アペンディサイタス)

例)I often get bronchitis. 私はよく気管支炎になる。

 

syndrome(症)全般

厳密に言うと、syndrome(シンドローム)とつくものは病名ではなく、障害の名前です。でも、体調等を表す言葉として近い文脈で使われることが多いので紹介しますね。

  • Down’s Syndrome ダウン症
  • Asperger Syndrome アスペルガー症候群

例)Her daughter has Down’s Syndrome. 彼女の娘はダウン症だ。

 

phobia(恐怖症)全般

phobia(フォービア)も病名ではなく「恐怖症」という意味です。こちらも冠詞はいりません。

ただ、~ phobiaに関しては、「私は~恐怖症です。」というときに形容詞”~phobic(フォービック)”にして使うことが多いです。

例)I am clastrophobic. 私は閉所恐怖症です。(=I have clastrphobia.)

もとは名詞で覚えた方が他の病名と揃えて覚えられるので、今回は名詞で紹介しますね。

  • clastrophobia 閉所恐怖症 (クラストロフォービア)
  • acrophobia 高所恐怖症 (アクロフォービア)
  • xenophobia 外国人恐怖症 (ズィノフォービア)
  • homophobia 同性愛者恐怖症 (ホモフォービア)
  • pedophobia 子供恐怖症 (ペドフォービア)

 

今までご紹介したあたりは全部いわゆる病名というか専門的な名前なので、固有名詞に冠詞を付けないように、冠詞なしで使います。

次からは冠詞が必要な病名&体調を表す表現です。

 

2.a(an)をつける病名

病気って数えられないじゃないー!と叫びたい気持ちはすごく分かるのですが、今出ている症状を一回と捉えて、a(an)を付けるという考え方のようです。

 

ということで、a(an)を付ける必要のある病名リストがこちらです。

 

-acheで終わる病名(症状の表現)

-acheで終わる病名は厳密に言うと病名というよりは「~痛」のような一般的な表現です。

 

なので、考え方としては「りんご」という一般的な物を一個食べるときには”I eat an apple.”と”an”をつけるように、腹痛stomachacheの場合も、「一回の腹痛」という感覚で、aを付けます。

例)I have a stomachahe. お腹が痛いです。

  • stomachache 腹痛
  • headache 頭痛
  • toothache 歯痛
  • (lower) backache 腰痛

 

その他一般的な病名・症状

あとは、一般的な風邪・病名・症状などにもa(an)をつけます。

  • cold 風邪
  • fever 熱
  • pain 痛み

例)I have a cold. / I have caught a cold. 風邪をひいています。

I have a pain in my left arm. 左腕に痛みがあります。

 

*ちなみに、おおまかに「具合が悪い・体調が悪い・気分が悪い」というときに一般的な表現には、下記のように形容詞を使うものもあります。

例)I am sick. 具合が悪いです。

 

これ、本当に頻繁に使われるんです!

 

“sick”は形容詞なんですが、この単語を「病気」と名詞で覚えてしまっている人が多いので少し注意が必要ですよ~!形容詞なので他の病状の表現と違って動詞に”have”は使えません。be動詞を使うようにしましょうね!

 

また、”sick”の意味として「病気の」という訳がどうも大ごとのようなニュアンスを与えてしまっているようなんですが、実際には「具合が悪い」時に気軽に使われるので、知っているといざというときに便利な表現ですよ~!

 

3.theをつける病名

最後のグループになりました!theを付ける病名です。theを付ける病名のルールとしては、流行り病であることが多いです。

theをつけるニュアンスとしては、「その・例の~」という感じなので、病名の前につけて「(今は流行っている)その病気」という意味でtheがいるんですね~。

  • the flu インフルエンザ(Influenzaを省略するときはtheを付けてthe fluとなるのです。)
  • the mumps おたふくかぜ
  • the chickenpox みずぼうそう

例)My daughter has the flu. 私の娘はインフルエンザにかかっています。

 

まとめ

うん、私たち日本人にその感覚を完全に納得理解するのは難しい!笑

 

でも、だいたいこの3種類にまとめられるので、正しく使えるようにするには、ご自身が知っている単語から分類して覚えておくようにすることがまず大事かなと思います!

 

そうしておくと、新しく覚える表現も自然とこの分類通りに使いこなせるようになりやすいです。

 

冠詞はね、気長にやっていきましょう。笑

 

もちろん、ネイティヴの先生は「冠詞で全然意味が変わるんだよー!」って言います。笑 確かに絶対に正しく使わないと意味が全然違うものになっちゃう場合もあるので、常に「なんでこの場合はtheなんだろう。」とか、考えていくことは大事です。

 

でも、間違えても、そしてその時には使い分けが理解できなくても悩みすぎないこと!これが、絶対に大事です。

 

私たちにもともとない感覚ですし、話の分野や文脈によってもルールが変わっている(あくまでも日本人の感覚からすると)こともあるので、あまり力みすぎず、長く英語に触れていくことで段々と腑に落ちてくるのを待ちましょうね!

 

本当に英語に触れ続けていると、急に「あ!そういうことだったのか!」とわかったりするもんですからね~!

 

ではでは!今日も英語について考えてくださってありがとうございました^^