Takaharu Tezuka: The best kindergarten you’ve ever seen

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Takaharu Tezuka: The best kindergarten you’ve ever seen

 

TED動画を使ってリスニングの練習をするページです。

まずは、細かいところは聞き流しても大丈夫なので、

以下の二点だけ理解しようと努めて聞いてください。

1.このプレゼンテーションは何についての話か

2.このスピーカーが一番伝えたいことは何か(主張)

では聞いてみてください!

 

いかがでしたか?

もちろん一回でわからなくても全く問題ありません。

まずはこの二つの要点に注意を向ける癖を付けるようにしてください。どれだけわからない単語や言い回しが出てきても、それらに惑わされずに、話の中で【一番大事な上記の二か所】と、【ご自身の今の英語力で拾える情報】だけで話の概要を把握できるようになります。


では概要の答え合わせです。

1.このスピーカーが設計に携わった、日本のある幼稚園に関する話

2.建築は世界を変えられるということ。

なんとなくこんなことを言っていたなと思えれば合格です。


では、細かく内容把握のためのポイントを挙げていきますので、ご自身の満足度に合わせて聞き進めてみてください。

Key Points

① 設計段階で、この幼稚園の園長は、屋上に何を設置しないことにこだわりましたか?(実際には役所の許可が下りず実現しませんでしたが。)

 

② 下の階(教室となる部分)にもユニークな特徴があります。それは子供たちがある空間にいると緊張してしまうことから設計されました。下の階の設計には通常ある「何が」ないのでしょう。

 

③ 建築に関すること以外にもうひとつ、このスピーカーが一番伝えたいメッセージはなんだったでしょう?聴きとってみましょう!

 

ではまた聞いてみてください。


Tips

英文の一部とその箇所(00:00)をお教えするので、それらをヒントに空欄を埋めながら上記のポイントを拾いましょう。

 

① (0:38~0:51)The principal of this kindergarten said, “No, I don’t want a________.” I said, “It’s impossible.” But he ______.

 

② (2:52~3:31)This kindergarten is completely open, most of the year. And there is no _______ between ____________. So it means basically this architecture is a roof. And also there is no _________between _______. So there is no ____________ at all. When you put many children in a quiet box, some of them get really _______. But in this kindergarten, there is no reason they get nervous. Because there is no __________.

 

③ (8:57~9:38))My point is don’t _______ them, don’t protect them too much, and they need to tumble sometimes. They need to get some injury. And that makes them learn ______________. I think architecture is capable of changing this world, and people’s lives. And this is ____________________________________.

 

さて、このヒントを頼りにまた聞いてみましょう。


Answers

① (~) The principal of this kindergarten said, “No, I don’t want a handrail.” I said, “It’s impossible.” But he insisted.

handrail 手すりですね!園長さんはもともと手すり無しの屋上が良かったんですね!

 

② (2:52~3:31)This kindergarten is completely open, most of the year. And there is no boundary between inside and outside. So it means basically this architecture is a roof. And also there is no boundary between classrooms. So there is no acoustic barrier at all. When you put many children in a quiet box, some of them get really nervous. But in this kindergarten, there is no reason they get nervous. Because there is no boundary.

boundary 境界線や仕切り がないんですね!それによってacoustic barrier 音を遮るものもないのだと。子供たちの中には、静かで閉ざされた空間にいると緊張してしまう子もいるそうですが、ここの幼稚園ではそういったことはないのだということですね。

 

③ (8:57~9:38)My point is don’t control them, don’t protect them too much, and they need to tumble sometimes. They need to get some injury. And that makes them learn how to live in this world. I think architecture is capable of changing this world, and people’s lives. And this is one of the attempts to change the lives of children

コントロールしようとしないこと。転んだり痛い思いをして生きていく方法を学んでいくのだ、というメッセージですね。そして、このプロジェクトは子供たちの人生を変える取り組みの中の一つだと最後におっしゃっていますね。

 


お疲れ様でした!よく頑張りましたね。

日本人のスピーカーが、英語を使ってこれだけ人を引き付けるプレゼンテーションをTEDでやったというのは、とても勇気づけられました!

この方はもちろん日本語のアクセントがありますが、ジョークがたくさん織り交ぜられたこのプレゼン中、観客は笑いっぱなしでしたね。

彼のプレゼンの魅力はたくさんありますが、英語の非ネイティブとして多くの人に伝わるプレゼンをする際のポイントをたくさん押さえていたと思います。

  • 写真をたくさん使ったこと
  • 写真と関係したジョークをたくさん言ったこと
  • 短い文や、時には単語だけを多様したこと
  • 短い文や単語の間にたっぷりと間合いをとったこと
  • 例となるエピソードをたくさん盛り込んだこと

など

全て「伝わりやすさ」一点に集中して、丁寧に伝えようとされたんだと感じました。

 

最近グループレッスンでミニプレゼンの練習をすることもあるのですが、

「非ネイティブとして、どうしたら一番伝わりやすいか」を意識してプレゼンを作ると格段に魅力が増します。

知識や経験が豊富な人はたくさんのことを伝えたくなることもありますが、難しい技術的な話は(アピールしたい気持ちをぐっと押さえて!)、あえてそぎ落とすことで、このTezukaさんのように誰もが楽しめるプレゼンになるのだと思います。

 

英語にかかわる全ての人に観ていただきたい、勇気をもらえるプレゼンでした。

他にもTEDのプレゼンを使ってリスニング練習したい方は、おすすめTED集のページを活用してください。