は~い♪突然ですが、海外旅行についての話をしますー!
バックグラウンドを考えると、色んな人には意外!と言われるんですが、私は旅行をするのが苦手です。生徒さんは私がそう言うのをもう何度も聞いたことあると思います。笑
それでも「私は旅行が好きじゃないんだ」と認識した時期以降の方が、海外旅行(出張も含め)に行っています。もちろん学生じゃなくなって経済的に余裕ができたからとも言えますが。それでもせっかく貯めたお金と、フリーランスになってからはなかなか取れない連休も費やして、海外旅行に行くようになりました。今回は、自分が旅行が好きじゃなくても旅行に行くのはなんでだろう~と考えてみようと思います。
目次
旅行好きじゃない人の海外旅行の過ごし方
旅行に行くと、こんな感じに過ごします。今はフランスのリヨンで目下執筆中の私ですが、フランスにも海外旅行にもやはりあまり興味が持てず、基本的には滞在しているAirbnbの部屋に引きこもったり、観光するというよりは、散歩に出たりして過ごしています。
あ!Airbnbはだいぶ日本でも普及してきたかなと思いますが、知らない生徒さんや友達も居たのでここで改めてオススメしておきます!
CtoCビジネスの代表格とも言える、日本では「民泊」と言われる類のサービスで、一個人が自宅の空き部屋や持っている不動産の使っていない部屋を、短期から貸し出せるプラットフォームを運営をしているのがAirbnbです。Airbnbのビジネスモデルは、日本では旅館業法との兼ね合いでグレーのだったのですが、最近ついに法制緩和に至りました。アイディアで社会は変えられるんだな~としみじみ。笑
話が脱線しましたが、Airbnbの良さは、ホテルの一室よりもゆとりのある間取りで、条件として選択すればキッチン等の設備も贅沢に使うことができ、より地元に根付いた過ごし方ができることだと私は感じています。
今までにバンクーバー、札幌、リヨン、とAirbnbを利用してきましたが、使い方はさまざまにしろ、ホテルに滞在するよりも自由度も快適度も高かったです。
こういう話をすると、「えこちゃんはそういった、ホテルのような設備が整っていないような環境でも全然平気だから快適に感じるんでしょ~」とか言われそうですが、私は実は、自分が慣れていない環境だと変な潔癖症を発動します。笑
高校生の時のホームステイ先の洋服たんすは、十分綺麗だったはずなのに、自前のタオルを敷き詰めて自分の洋服がタンスに触れないようにしたり、Airbnbで滞在する先々でもソファにはほとんど座らなかったり、というようなことはあります。笑 それでも、ホテルのパリッとしたベッドや、自由度の低い間取りの方が、どうもくつろげない性分なのでした。
そんなこんなでもう数か月くらいここに住んでいるんじゃないかというようなくつろぎっぷりの毎日ですが(方向音痴なので道は全然覚えられないことは置いといて)、リヨンについての知識と呼べるようなことはあまり増えていないように思います。
友人を訪ねて来たので、私は正直、その人と時間を過ごせれば、国や街はどこだってよかったのです。彼にはやはり「全然良いと思うけど、フランスってやっぱり歴史とかを知ると面白い国だと思うから、もったいないなとは思う」と言われて、ちょっとシュンとしたのはもう数日前(笑)。今は地元のマーケットで買った食材でのんびりご飯を作りながら昼からワインを飲むのが楽しくて仕方がないんです。
海外での過ごし方として、観光地ならなるべく多くの名所を制覇するとか、リゾートなら思いっきりのんびりしてもOKとか、まーその人その人の旅行に対する哲学があっていいのだと思いますが、私は
「現地に住む疑似体験」という過ごし方が海外旅行で一番好きです。
フランスのリヨンに来て発見したこと
知識は増えていないと言いましたが、小さい発見はもちろんありますよ!思いつくがままに挙げますとー…
- 石造りの建物や道に人の声がよく反響するとか、
- フランス人はほとんどの人が基本的に黒っぽい服を着て、スキニーパンツで美脚なこととか、
- フランスの日曜日はスーパーやレストランでも閉まっているところが多いとか、
- 市場で日本語でしゃべりながら歩いていると「ニーハオ」と言われることとか、
- ひき肉が売っていないお肉屋さんが結構あることとか、
- 電車の駅で改札を出るときは切符を入れなくて良いこととか、
- フランスのストリートダンサーは音楽ガンガンにかけるのに、あんまり踊ってないことが多いこととか、
- キックボードやスケボーで移動をしている人が多いけど、それ以外にもローラーブレードやらセグウェイやら、その他ハイテクな個人用乗り物が普及していることとか、
- 自動車は小型なものが多いこととか、
- なのにバスや路面電車は長いこととか、
- 観光名所の教会や遺跡も、説明書きや看板はフランス語でしか書かれていないこととか、
- ローマ時代の遺跡には、発掘されたものの行き場がない柱の断片やらが無造作にゴロゴロ置いてあることとか、
- お店の人と友達がフランス語で繰り広げるやり取りの意味がわからなすぎてちょっと楽しいこととか、
- 町の建物は古くて素敵なのにグラフィティだらけなこととか、
- 平日でも庶民的でおいしいレストランは予約でいっぱいなこととか、
- どんなに食材を揃えて手間をかけて調理しても、パン屋のバゲットとバターの美味しさに敵うものはないとか、
…思いつくままに挙げましたが、今はとりあえずこのくらいかな。
そして、こんなことを振り返りながらやっと気づいたんです。
「旅行嫌いでも私が海外に行く理由」は、焦り
楽しいこと、びっくりすること、色んな発見がありますが、そういう刺激に私は焦ります。
自分の思うこととかを書いたり話したりしている毎日に居心地が良くなりすぎていたんじゃないかと思って、自分のことを疑う良いきっかけになります。
例えば今回ならフランス語環境の中で、暗記したはずの数字すら聞き取れないもどかしさや、宿に置いてあったボディソープをコンディショナーだと信じて3日間使い続けて髪がぱっさぱさになったことや、現地の人と話したいけど喋るスキルはおろか、文化の違いに萎縮して、何を話したら良いかわからなくて固まることなど。たくさん焦る場面がありました。
そして、日本人の私にとって日本って住み心地がすごく良くて、日本の外のことを全然知らなくてもある程度幸せに生きていけちゃうということを改めて実感させられるのでした。
でも、これからもどんどん繋がっていく世界だから日本国外の出来事や流れも無視できなくて、そしたら、日本って平和だけど外も見える分、不安を誘う温室なんだなって感じがしたんです。
その危機感と焦りを思い出させてくれる機会が、私にとっての海外旅行です。
それが新しい環境に行く醍醐味。だから疲れるんです。笑 とても疲れるし、自分の無力さを痛感します。だからできるだけ行きたくない。けど行かなきゃって思う。どMです。笑 それが旅行に行く理由だし、なんだかんだ海外に行き続ける私のモチベーションなんだと思います。
英語やりたい人は旅行好きな人が多いから、今回の記事はあんまり共感してもらえないかもなぁ~。(゜-゜)
どんな理由であれ、やっぱり旅行は行くべきだな~と今回もまた痛感しております。まとめ雑。笑
長くなっちゃったので今回はECO’s KITCHENは写真だけね!では!