誰でも出来る!英語の小論文が書けるコツは、1日4行だけ!

英作文の練習って、書いても添削してくれる人が居ないから一人ではなかなか取り組むのが難しいですよね?私の最近のレッスンでも、英会話の次にライティングの指導を希望される方が多いです。

 

でもライティングに取り組むのってメリット多いんですよ^^確実に英語力の底上げになります。

 

毎日200~300ワードの小論文(英語だと”エッセイ”と言います!)を書く練習はさすがに大変ですが、そのくらいの分量をかかないといけない時に、スラスラと書きやすくするための練習法があります。

 

今回はライティングに取り組むメリットと、1日4行(3分)であなたの英作文の質をぐんと上げる練習法を紹介します!

 

目次

メリット

英語のライティングを練習するメリットはたくさんあります!

  • 文法知識を使えるスキルに変換する!
  • スピーキング力アップの土台作りになる!
  • 英語のロジカルな考え方が身に付く!

ライティング力≒アウトライン

あなたの英作文の質を決めるはじめの一歩は、アウトラインを書くことです。思いつくままに文を書き出す人は、どんなにアイディアが豊富でも、伸びに限界があります。そういう人は、ネタが尽きたところで一気に失速することも多いですし、はじめと終わりで違う話になっていることも多いです。

 

論理的な思考や、説得力のある文章を求められるような場面では、アウトラインは必ず書くようにしましょう。

 

英語でエッセイを書くときには、アイディアを考えながら整理しながら文を頭から順番に書いていくのと比べて、はじめにこのアウトラインを書く癖を付けるだけで、その一つのエッセイを書き終わるまでにかかる合計時間が10~20分短縮できると思います。

 

超シンプルが大事

ライティング上達への近道は、超シンプルなアウトラインを書く練習をすることです。

 

アウトラインと言うのは、箇条書きで、その文の一番言いたい事と、その理由や根拠を数個並べたものですから、一文一文きちんとした文にする必要はありません。

 

本当にちょっと整理したメモ感覚のものですが、必要な内容が整理されたアウトラインを書ける人は、ブレないしネタ切れもしないエッセイが書けます。

 

時間は3分

どんなにアウトラインが大事だからと言っても、本当に書かないといけないのは、エッセイです。

完璧なアウトライン(というものがあるとしても)が書けても、文章になっていなかったら得点は0点です。

 

そして、時間をかければいいアウトラインが仕上がるわけではありません。だから、アウトラインは「3分で超集中!」と思って練習するようにしてください。これは考え方の慣れの問題なので、癖さえついてしまえば結構どんなトピックに関してもそこまで悩まずに書けるようになります。

 

文章の完成までにかかる時間の短縮も始めにアウトラインを書くメリットの一つですので、それに時間を取られないように気を付けましょう。

 

具体的な書き方と練習法

それでは例を出しながら、英語のロジカルな考え方を身につけるのに役立つ、英語の文のアウトラインを書く練習をご紹介します。1日3分、正方形のポストイットくらいの大きさの紙とペンさえあれば、どこでもいつでもできる練習法です。

 

2種類ご紹介しますが、ほとんど同じ構造です。

 

①超かんたん1日4行日記!

【テンプレート】

今日は~(感想)~な日だった

  • 根拠・理由A

  • 根拠・理由B

だから、今日は~(感想ver.2)~な日だった

 

【テンプレ解説】

意見・感想が、その文章の中で一番言いたいことです。その根拠・理由付けとなるエピソードや例がA・Bです。そして最後の一行は、1行目と同じ意味を、出来れば違う表現で繰り返します。

 

では例をみてみましょう!

 

例1)「楽しかった」日記

  • good day (今日は楽しい日だった)
  • A: proposal, approved (仕事で私の提案書が通った)
  • B: met friends, first time in a while (久しぶりに友達に会った)
  • happy (今日は、楽しかった)

それぞれをちゃんと文にする時は、こんな感じにできます。でもここまでちゃんとした文にするのは、実際にエッセイ本文に書く時で良いです。

  • It was a good day for me today.
  • My proposal got approved at work.
  • I met up with my friends for the first time in a while.
  • I was happy today.

例2)「寂しかった」日記

  • lonely (今日は寂しい日だった)
  • A: worked by myself (今日はずっと一人でやらないといけない仕事だった)
  • B: met no one after work, went home (仕事の後、誰にも会わずに帰宅した)
  • sad and quiet day today (だから、今日は寂しい日だった )

 

  • I felt lonely today.
  • My job needed me to work by myself.
  • I didn’t hang out with anyone after work and went home.
  • I had a sad and a quiet day today.

 

簡単でシンプルで拍子抜けしましたか?でも、このテンプレートに沿ってこのくらい簡単な単語を使って単純でシンプルな内容を整理するのが、まず初めに大事なステップなのです。

 

次は1つ項目が増えるので、少しだけ複雑になります。

 

②万能1日4行日記!

今度は、根拠や理由を1行目と4行目でも言うというのが、違うところです。ちょっと発想の転換が必要になるかもしれません。なぜなら、1行目の<根拠・理由>というのは、真ん中の二行「根拠・理由A&B」の共通する点を一言で表すような言葉が適しているからです。

 

【テンプレート】

今日は、<根拠・理由>なので~(感想)~だ

  • 根拠理由の具体例A

  • 根拠理由の具体例B

よって、<根拠・理由>だから、今日は~(感想)~だ

 

例3)「寂しかった」日記(書き直し)

  • no talk, lonely (誰とも会話をしなかったので、今日は私にとって寂しい日だった)
  • A: worked by myself, no talk (一人でやらないといけない仕事だったため、日中誰とも話さなかった)
  • B: no hang out with friends, work overtime (友達が残業しないといけなくなったので、仕事の後あそびに行かなかった)
  • sad and quiet, no conversation (今日は、寂しい日だった、なぜなら誰とも話さなかったから)

 

  • Because I didn’t talk to anyone today, I felt lonely for a day.
  • My job required me to work by myself so I ended up not talking all day.
  • I did not hang out with my friends after work because they had to work overtime.
  • It was a sad and a quiet day for me because I didn’t have a conversation with anyone today.

例4)社会問題のトピック

  • world peace difficult, different priority (世界平和はみんなの優先順位が違うため、実現が難しい)
  • A: short-term profit, comfort (短期の利益や快楽を求める人も多い)
  • B: expect, before knowing them (相手を理解しようとせずに期待する人も多い)
  • conflicting views, world peace difficult (価値観の違いを埋められないため、世界平和は実現が難しい)

 

  • World peace is difficult to achieve because everyone’s priority is different.
  • Many people seek for a short-term profit and comfort.
  • Many people expect certain things from the others before trying to get to know them.
  • Because we cannot fill gaps between conflicting views, achieving world peace is difficult.

活用できる様々な場面

様々なトピックや形式のライティング試験に対応

いくつか紹介した例のように、毎日の他愛もない1行日記+αのような内容から、TOEFL・IELTS・SATのような英語試験や大学受験の英語科目の筆記問題に出題されるような社会問題まで、どんなトピックや形式でもアウトラインは活用できます

 

もちろん実際には、ライティングスキルと言うのは、できたアウトラインに肉付けして文章・エッセイ(小論文)にすることで、完成するものです。

 

時短効果も

ただ、冒頭でも触れましたが、すぐに文章を書き始めるのではなく、アウトラインに3分割いて、アイディアを整理することで、実際に長い文章を書き始めてから書き終わるまで10分~20分くらい短縮することができます。

 

例えば40分で書き終わらないといけないようなライティングの試験なんかで、10分でも早く書き終わったら、見直してケアレスミスを修正したり、より高くポイントがつくような難しめの単語・表現に書き直すなどの作業に時間を割くことが出来ます。

 

まとめ

  • ライティング力UPには、アウトラインを練習!
  • 4行アウトラインは文にせず、超シンプルに!
  • 4行アウトラインは日記から小論文まで何にでも使える!
  • はじめにアウトラインを書くと、英作文の時短になる!

まずは、その日一日を総括するようなつもりで、上の①の超かんたんアウトラインで整理してみてください!英語の日記をつけたいけど、どう書いたらいいかわからない人におすすめの形式でもありますよ~!

 


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