英会話力上達の秘訣!「おしゃべり」になるコツとあいまいな質問への答え方

みんなが悩むスピーキング力上達法。いろんな練習法が出回っていますが、結局はこれが一番近道だと思います。それはずばり、話す量です。

 

当たり前じゃないか!と思う人もいると思いますが、よく考えてみると、話す量がいかに大事か納得していただけると思います。

 

単純に、限られた時間の中で、多くの表現を練習できるからです。

 

そして、話す量というのは、英語指導経験のある人と、英語を使いこなせるようになった日本人が口を揃えて言う上達への秘訣です。

 

今回は、スピーキング力を伸ばしたい人向けに、話す量の増やし方を紹介していきます!

「おしゃべり」モードに切り替える

話す量というのも、色々な測り方がありますが、あえてざっくり言うと「おしゃべり」になるということです。日本で英語を勉強していると、英語を実際に使える機会というのは限られてきますから、その限られた時間を最大限に活用するためにも、英語でしゃべるときには「おしゃべり」モードにスイッチを切り替えられるように意識しましょう。

 

バイリンガルは多重人格者

バイリンガルは多重人格者だという説を裏付ける研究があります。(詳しくは別の記事で▼)

 

バイリンガルが多重人格者になる傾向があるのは、必ずしも英語圏の文化や人柄やコミュニケーションの仕方を「好みで選んで」いるからとは限りません。でも、周りの人と円滑にコミュニケーションをとれるようになるため、交渉ごとで負けないため、つまりは生きるために、英語を話すときは自然と英語を話すのに適した人格になっていくのだと思います。

 

そう考えると、英語を話すときにはいつもの自分じゃなくて良いということになります。むしろ、性格は変わって当たり前!なので、例えば「失礼になっていないか」「ストレート過ぎないか」という様なことを気にし過ぎる必要はありません。

 

自分の性格のせいではない!

高校生のときに人見知りが抜けずに全然話す量を増やせなかった後悔から、「日本的感覚だとうっとうしいと思われるくらい、口数を増やそう」と意識し始めたのを覚えています。今思い返すと、その時期を境に私のスピーキング力は確実に上がっていきました。

 

当時は、スピーキング力が思った様に伸びない原因を、私個人の人見知りな性格だと捉えていました。なので、自分の性格を否定しながら、英語を話すときはおしゃべりになれるよう意識するという作業は苦痛でした。でも、多くの生徒さんを指導していくうちに、日本人は共通して話す量が少ないということに気づいたのです。

 

生徒さんの多くも「自分はそんなにおしゃべりじゃないから…」と言いますが、他の地域の人たちと比べると、日本人は口数が少ない人が多いと思います。もちろん、おしゃべり好きで元気な人が多い地域には日本にもありますが、全体的には控えめで聞き上手であることが美徳とされるので、そうであろうとするのは自然なことなんだと思います。なので、劣等感やコンプレックスに思う必要は全くなく、そういう国民性だと受け入れてしまいましょう!

 

ただ、この国民性は英語力UPを達成するには全然向かないので(笑)英語を話すときは、新しい自分も見つけてみようと思える人は、会話力が上がりますよ~!

 

英語が使いこなせるようになった人たちが口を揃えて、「おしゃべりな人は上達が早い」というのですから、これは英語上達における数少ないコツです。是非信じて取り組んでみてください。

 

英会話の話す量の増やし方

そうは言っても、性格なんて中々変えられないし、どうやって話す量を増やせばいいかわからないという方のために、話す量の増やし方をご紹介しますね。

 

日本人として気をつけるべきことを捨てる

ある記事をたまたま読んでいて、ちょっと焦りました。というのも、日本人としてコミュニケーションをより円滑にするために言われていることが、英会話力を上げたい人には全くの逆効果だと思ったからです。

→「嫌われる人の「ウザい質問」、よくある5大NG」東洋経済オンライン

 

まず、冒頭に出てくる「あいまいな質問はNG」という部分ですが、英語だとどうでしょう?英会話を少しでもかじったことのある人でしたら、知っていると思いますが、英会話はあいまいな質問の嵐です!

 

むしろ、あいまいな質問から会話は広がります。そして、あいまいな質問からトピックをひねり出して会話を始めるのは、質問をされた側に委ねられている役割です。「異動が決まったんだ」「(それに対して)どう思っているの?」や、「北海道に旅行に行ったんだ」「どうだった?」は、英語の文脈ではごく普通です。むしろそれが正解です。

 

あいまいな質問例

英語にするとこんなやりとりになるでしょうか。

“I’m going to be transferred to another division.” “How are you feeling about it?”

”I went on a trip to Hokkaido.” “How was it?”

特に北海道のくだりなんてこの返し方しかないっていうくらい自然です。笑 このくらいあいまいに聞いたほうが、北海道旅行にまつわるどんな話でも次に出せるから「むしろ親切」くらいの感覚だと思います。

 

英語は反論も新しい意見もOK

日本では「でも」から始まる発言を嫌う傾向にありますが、建設的な議論に価値があると考える英語圏の文化では、反論や新しい意見も基本的に歓迎されます。もちろん英語を話すときも言い方が極端になり過ぎないように最低限の気遣いは必要ですが、反論や新しい意見が出ることで、その会話に参加している人たちみんなの知識や視野が広がることは良いことだと考えられています。

 

友達との会話でも意見を求められる

例えば、私のカナダの友達は色々な宗教について意見を交わすことが好きですが、私はかつて完全に聞き役に徹していました。みんなの意見が日本ではなかなか耳にしないもので、聞いているだけでただただ興味深く楽しんでいたつもりでした。でもある日、一人の友達に、

“Why do you always get quiet whenever we talk about this topic?”

(すずかはさ、このトピックを話すとどうしていつも静かになるの?)

と突っ込まれ、私が「あー…(そんなこと言われても聞いてるだけで楽しいのにー。)」とまごまごしてると、

“We want to hear what you think, too.”

(すずかの考えも聞きたいよ。)

と言われたことがありました。そのあと大慌てで、「日本人が自分たちを無宗教者だと思いながら、実際には生活に宗教と文化の境目があいまいな慣習が多くあるということ」を汗をかきながら説明しました。心の中では、「ディスカッションのクラスみたい~汗」とどぎまぎしっぱなしでした。笑

 

でもみんな、純粋な興味から、一生懸命考えながら聞いてくれました。反論や質問もしてくれました。私はいっぱい汗をかきましたが、やっぱり自分が発言したことで、みんなが「ふんふん。」なんて考えてくれると嬉しいものです。

 

その感覚を多くの英語を頑張っている人に味わってもらいたいな~と強く思っています。

 

日本人が習得したい会話の心得

違う意見こそ言う

私自身を含め、特に日本人は普段から、特別親しい関係でない限りは、和を乱さないように気にしすぎる傾向にあります。(英語圏の感覚でいうと。)でも、英語で話すときは、引っかかることや違う意見を持っていたら、それを意識して発言するようにすると、だんだん英語話者にも対等に見てもらえるようになります。

 

英語話者に対等に見てもらうために本当に必要なのは、高度な英語力ではありません。英語力がまだ発展途上でも、会話に参加しようという姿勢と言うのは、英語圏の会話のパターンに沿って反応することで示すことができます。具体的な示し方というは色々ありますが、今回の話に関連したところだと下記のような方法で、会話に参加する意思を示すことができます。

・あいまいな質問を怖がらずにする

例)How are you? / How do you feel about it?

・あいまいな質問に対する答えの引き出しをいくつかもっている

例)I’m good. / I’m okay. / I don’t know what to expect. (まだあんまりイメージが沸かないよ。)

・違う意見も一言でも二言でも言ってみる

例)But what if you see it from the other point of view? (でももう片方の視点から考えてみたら違うんじゃない?)

あいまいな質問の仕方と答え方

会話の出だしに入れると好印象

みなさんおなじみのHow are you?は、誰かと会ってHi. の次に持ってくるのが普通です。こうしてみんな会話を始めます。

これさえ言っておけば相手の返事によっては会話の糸口が見つかるかもしれないので、会話のトピックを探すのが苦手な人ほど、自分からHow are you?と聞いてしまうのがいいかもしれません。でもほとんどの場合は返答の後に相手からもHow are you?と聞き返されてしまうと思いますが!笑 それが、英語圏の礼儀なんです。How are you? は相手を気遣って言うフレーズなので、受けた気遣いはちゃんとその場で相手に返す、これが英語圏のマナーです。

 

How are you?への返し方

それでは、相手に先にHow are you?と言われた場合、またはHow are you?と聞き返されてしまった場合(ほとんどの場合は聞き返されます。)はどうしたらいいのでしょうか。

 

特別具合が悪かったり、すごく悪いことがあった場合でない限りは基本的にGood. Thanks. と返してしまえば大丈夫です。もうこれは自分の中で必ずこう返すと決めてしまってあとは反射的に返せるように練習すればすぐに癖付きます。

 

英語のドラマの会話を参考にする

人と人が会って、最初にどんなやりとりが繰り広げられるかを研究するには、ほぼ毎エピソードにそういった人が出会うシーンがあるドラマを参考にするのが一番効果的です。

 

How are you? の色んなパターン(How are you doing?/ What’s new?/ How’s it going?/ What’s up? など)にも気づけるようになりますし、How was~? (あの~どうだった?)のように、話題の始め方の参考にもなるシーンが盛りだくさんだと思います。

How・Whatで始まる台詞だけに注目してリスニングし、分析してみるというのも、使える表現の引き出しを増やせておすすめです!

 

まとめ

・とにかく話す量を増やす=英語モードはおしゃべりモードに!

・話す量を増やすには、“日本人的”聞き上手&礼儀正しい会話の姿勢を一旦崩す

・ドラマはリアル!会話の始まり方に注目して、レパートリーを増やす

・自分の中のテンプレを決めて、一回一回悩まなくて済む様にする。

 

上記を意識して、色々研究してみてください!

英語圏の会話パターンを学んで会話にスムーズに参加できるようになると、もっともっと英語が楽しくなると思います。

 

では!