恥ずかしくても大丈夫!英語を間違えてしまったときの対処法3選

英語学習者の上達を妨げるものの一つとして、「間違えたらどうしよう」という気持ちがあるのではないかなと思います!

 

英語を話せる人や、英語の先生は、軽いノリで「ネイティヴだってたまに間違えるんだから、間違えたって全然問題ないし気にすることないよ~!」って言うんじゃないでしょうか?

 

言ってることは正しいんですけど、それでも間違えたら恥ずかしいっていう気持ちも本当なんですよね。なんでしょう、私も気にしいだし、完璧主義のところがあるので、そう思う生徒さんの気持ちはすごく分かるんです。気になっちゃうものを気にしないようにするってすっごく大変ですよね。

 

でも、やっぱり上達には実際に口に出してトライ&エラーを繰り返すしかないところがあるので、今日は、英語を間違えてしまった時に「どうしよう」と思う気持ちを軽くさせ、次に繋げる方法を紹介します!

目次

1. 言った直後に間違えに気づいたら使えるフレーズ

誰かと英語で会話をしていて、自分が使った表現が間違っていたことにすぐ気づいた時は、パターンに応じて、パッと言えるフレーズを暗記しておくととても便利です。

すぐに正しい言い方を思い出したとき

Oh, sorry. I meant 〇〇.

*〇〇には、一語ならそのまま入れ、フレーズだったら “that S V~.”と言うと相手にどこを訂正したいかが伝わりやすいです。

例)Oh, sorry. I meant that I prefer autonomy to job security.

(あっごめんなさい、私が言いたかったのは、安定より自由に働けることを好むということです。)

 

正しい言い方が分からないとき

相手が理解してなかったり、勘違いしたと気づいたけど、まだ正しい表現は思い出せないときは、下記のような表現で相手に知らせましょう。

Wait, I don’t know if I said it right. (待って、上手く言えなかった気がする)

Does it make sense? (私の言いたい意味わかる?)

これだけ言っておけば、言いたい事が上手く言えてないんだということが相手に伝わり、理解してもらうことができます。

 

2. メールやメッセージで間違えに気づいた直後に使えるテクニック

Eメールだったら時間をかけてスペルチェックしたり、文法もGrammarlyのようなツールでチェックしてから送信ボタンを押せますが、携帯メールやFacebookメッセンジャー、LINEなど、スマホの小さなキーボードでスピード感を持って英語を作文しないといけないときは、間違えも起こりやすいものです。

 

文法の間違えくらいはわざわざ訂正しなくても良いと思いますが、勘違いが生まれる可能性のあるような間違えに気づいたときは、すぐに訂正したいですよね。

 

そんな時は、

* (半角の小さなコメ印)

 

を前につけて、訂正したい単語やフレーズを送りましょう。これは英語を使う人がみんな理解する「訂正マーク」なので、 “*〇〇” とあったら、相手はどの部分の訂正か、大抵わかってくれます。(そう、訂正したい箇所は書かなくてもわかるんです。)

 

これなら速いペースで進むチャット等でも英語を気軽に使いやすくなりますよね。

 

ちなみに、ネイティヴもこの “*”は多用しますから、気にせず使ってみてください。間違えて、訂正して、を繰り返しているうちに同じ間違えはしなくなりますしね。

例)最初に送信した内容:Do you want to go ready at my place before the party?

訂正として送る内容:*get ready

 

3. 後で間違えに気づいた時にできる3つのステップ

後で、会話を思い出して、「あぁ!こういえば良かったんだ!」とか、「わ!こう言うつもりだったのに、ああ言っちゃった!」ってこと、あると思います。(そうなんです、私は結構あります。笑)

 

そんな時は、気付いた時にその場でちゃんと調べます。今はスマホを使って一瞬で調べられるので絶対にやりましょう。そして、3回くらい正しい表現をブツブツ声に出して言いましょう。

 

声に出すって本当に大事で、唇や舌の筋肉も動きを覚えるし、声に出すことで耳も記憶してくれます。調べた時点で目でも覚えているので、3つの違った感覚でその表現を記憶することができ、定着しやすい記憶になります。

 

後で、一人で自分の間違えに気づいて恥ずかしくなることって結構ありますが、相手に訂正できるタイミングはもうないので、「恥ずかしい~」と縮こまってしまうことも多いです。でも、そのままでは失敗体験として自分の心に刻まれてしまい、次に英会話をするときに怖がってしまいます。

 

代わりに、学ぶチャンスとしてとらえ、上記の通り、調べて・練習することで、自信になり、次の英会話の機会にも、前向きに英語を話そうとするようになります。そして、次は絶対に正しい言い方で言えるようにしようと心に決めて実際に使えた時には、成功体験となり一生忘れない英語表現として記憶に刻まれます。そうするとまた一歩上達できますね^^

 

英会話で気持ちを強く持つ考え方

上記の3つのポイントをもう一度見返していただくと分かると思いますが、これって日本語ネイティヴの私たちが日本語を使っていても全然起こり得ることですよね!

 

もちろん日本語を間違えたって恥ずかしいときは恥ずかしいんですが、なぜか自信がない英語で間違えるとより恥ずかしいと感じる人も多いです。でもよく考えるとおかしいですよね!より堪能な日本語を間違えた時の方が恥ずかしいと感じるべきなんですけど、なぜかそうは感じなかったりします。それは、日本語だと、間違えた時の対処法を自然に知っていて、大して気にすることなく実践できているからなんじゃないかなと思います。

 

なので、上記の対処法、ぜひ一つからでも試してみてください。どんなに英語力が上級者レベルになっても、完璧にしゃべるなんて簡単じゃありません。メッセージでもスペルミスや間違った予測変換に気づかず意味が全然違う単語を送っちゃうとか、ありますあります!

 

間違えたら上記の方法で訂正するか、学んで次回に活かすようにする癖を付ければ、そのうち恥ずかしいという気持ちも軽くなって、より英語が楽しくなると思いますよ!

 

おまけ

最後に、最近あった私の恥ずかしい間違えを紹介して締めようと思います。

 

最近、頑張ったことが報われないことがあって、少し落ち込んだことを友達に話していたのですが、

 

「頑張っても報われないよね。」って言いたくて

× Your hard work won’t be paid back.

って言っちゃったんです。本当は、pay off が正しい表現なのです。(恥)

(pay backは「借りを返す」という違う意味になります。)

〇 Your hard work won’t pay off.

 

落ち込んでいて、エモーショナルになっていると、冷静じゃないので、やっぱり間違えって起こりやすいですね。友達はその時は何も言わなかったのですが、長い付き合いなので、彼女の表情で、「あ、これ間違えたな」ってすぐに気づきました。笑

家に帰ってドライヤーで髪を乾かしているときに、「あ!pay offだ!」って気づいて、きゃー恥ずかしい~ってなりました。すぐに調べて、意味の確認と、受け身では使わないということも確認しました。もう一生間違えません。笑

 

ということで、トライ&エラーは今でも日々やってます。気持ちが高ぶっているときも、余裕がない時にも、英語を正確に使えるようになるために、こつこつ成長していきましょうね^^

 

仕事や人間関係って他の人が関わってくるので、努力が報われないことも多いですが、英語はやった分だけ自分の肥やしになりますよ!

 

Your hard work will pay off!

 

気負いすぎず、楽しみながら、続けていきましょうね~♪