まず独学で始めたい人!英語をやり直す時最初にやるべき3つのこと

日本の20代後半~30代の年齢の人のほとんどが、一度は「英語をちゃんと勉強しよう!」と思い立つといいます。でも、実際に使える英語力を身につけている人はあまり多くありません。

 

この差が生まれる原因には「はじめ方」が関係してきます。思い立ったらまずやってみるのももちろん大事ですが、せっかくのやる気を無駄にしないために、続くはじめ方をするというのも大事です。

 

今回は、遠回りにならず、途中で挫折しなくなる効果がある、学習のはじめ方3ステップを紹介します!英語は、楽しく続ければ、必ず身につけることができるものですので、参考にしてみてくださいね!

 

目次

1.動機を明確にする

英語を使って何をやりたいのかを明確にすることで、学習のモチベーションを迷いのないものにする作業です。

 

動機を明確にすると学習の効率が上がる

動機を明確にすると、学習の効率が上がります。英語はやりたいことを実現させるためのツールです。どう使いたいか、という意思があってこそ活用できるものなので、この目標設定無しに勉強しても、欲しいスキルは身に付きません。

どうして英語がやりたいのか、英語が使えるようになったら何をしたいのか、ワクワクするようなことをイメージすると、やる気が続く目標設定になります。

 

自分の人生に直結するものか

モチベーションは、自分の人生に直結するものの方が上達します。

 

英語を始めようとされている方々の中にはご自身でもなんで英語をやりたいのか、本当にわからない方もいます。例えば、「なんとなく最近日本にも外国人が増えているから」とか「小学校でも英語の授業が強化されているらしいから自分も焦っている」というような声を聞いたりします。

 

焦りでも自分を奮い立たせて、熱心に勉強できる方もいらっしゃいますが、残念ながら多くの方にとってはあまり効果的ではありません。自分以外のところからくるモチベーションは、学習を継続させづらいです。なぜなら、疲れた時に気持ちに迷いが生じやすいからです。

 

「英語はやった方がいいのはわかっているけど、なんで自分が今の生活でやる必要があるんだろう」と疑問に思ってしまったら、急に何も頭に入ってこなくなります。英単語も、文法も、聞き慣れてきたはずのリスニングも。

 

こうなった方は、急に続けるのが苦痛に感じるようになり、英語の勉強を止めてしまうことがあります。

 

せっかく始めたのに、とてももったいないと思いますよね?ご本人もそう思うんです。そして英語に対して「続けられなかった罪悪感」を感じ、ネガティブなイメージを持ってしまいます。そうすると、英語に再チャレンジするのは、一回目よりもとても大変になってしまいます。

 

こうなることを防ぐためにも、はじめの動機付けは、自分の人生に直結するブレにくいものにしておきましょう。

 

続きやすいモチベーションの例

  • 英語を使って日本にいる外国人と話したい
  • 英語圏での生活に挑戦したい
  • 英語圏でネイティブと対等に仕事ができるようになりたい
  • 非英語圏で英語を共通語として新しいビジネスをしたい
  • 異文化の中で生活して文化を学びたい
  • 話せなくてもいいからスコアを上げて転職したい
  • 海外に留学したい
  • 通訳士になるために資格をとりたい
  • 趣味で洋画を字幕なしで楽しめるようになりたい
  • 洋書や英語のビジネス書を読めるようになりたい  など

 

上記はほんの一例ですが、「英語をやる」と一概に言っても、その先には色んな可能性があります。それでも自分の中で「自分が英語を使って何をやりたいのか」が固まっていれば、迷いが生じることも、疲れて休憩している間にモチベーションが完全になくなって辞めてしまうことも防げます。

 

英語を楽しく続けるには、はじめに自分の中で「なぜ自分が英語をやるのか」を確立させておくことが大事なのです。

 

2.必要な英語スキルを決める

英語を使ってやりたい事が明確になったら、そのやりたいことの実現には英語のどんなスキルが必要なのか絞り込む必要があります。

 

英語力というのは様々な具体的スキルによって作り上げられていますが、忙しい社会人が英語を全部しっかりやるというのは難しいです。「全部」というのは何かというと「リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング・プレゼンスキル・語彙力強化・発音」などです。

 

全部一気にやる必要はないので、何が本当に必要で、すぐ必要なのか考えてみましょう。ステップ1で英語を使って何をやりたいのかが明確になったので、学ぶ必要のあるものだけを洗い出し、優先順位をつけることが簡単になります。

 

動機によって違う必要な英語スキル

日常的な内容を英語で話せるようになりたいなら、基本的な文法と、基礎レベルの語彙力、そしてリスニング力が必要です。

 

一方で、TOEICをはじめとする英語試験のスコアが必要な場合は、まず得意な分野をより伸ばすか苦手な分野を克服してスコアを上げるかを決める必要があります。

 

その他にも、英語でSNSに投稿できるようになりたければ、よりカジュアルで少し崩れた英語表現の習得が取り組む分野となります。

 

現職の社内での英語によるコミュニケーションを問題なくこなしていきたいのであれば、入社に必要な基礎力はあったと仮定すると、次はその会社の業界特有の語彙力強化と、ビジネスメールの書き方を覚えることが優先事項となります。

 

このように、やりたいことによって実際に取り組むべき英語の分野もバラバラなのがお分かりいただけるかと思います。なので、やりたいことの実現には英語のどんなスキルが必要なのか考えてみましょう。

 

3.方法と学習プランを練る

どの英語スキルに重点を置いて取り組むかまで決まった方は、具体的な学習法を決めます。どのくらい具体的かというと、使う教材、その教材の使い方、一週間でやる分量です。そして、習慣化することを前提に想像して、現実的な計画にするようにしましょう。

 

一番大事なことは「ちょっと簡単」

実際に具体的な学習プランを考えるときに一番大事なことは、できると思う目標よりちょっと簡単に設定することです。

 

少し簡単に思える目標も、それを決めた頻度や分量通りに続けていくのは実は結構難しいです。他の予定が狂っても英語の学習は決めた分をこなせるくらいの余裕のある目標設定の方が「楽しく、続ける」ことが可能な効果的な計画を練ることになります。

 

具体的な学習プラン例

例1:日常英会話上達プラン

日常英会話を上達させたい方は、例えば単語帳から知らない単語を洗い出し、その単語が使われている例文を10個毎週暗記する。並行して中学校の文法を毎週3単元ずつ復習してちゃんと理解する、というような毎週の学習プランが立てられます。

 

例2:TOEIC対策プラン

TOEIC対策をされている方でしたら、まず予想問題を解いてみて、得意苦手なセクションを洗い出し、受験日までの期間を考えて学習の方向性を決めます。

 

今回は、得意な分野を伸ばすと決めたとしましょう。例えばそれが「語彙・文法」のパート5なら、そのパートに特化した問題集を、実際の試験通りか5~6問を2分ずつの短い時間制限を設定して、ひたすらたくさん解く、という取り組み方が効果的です。

TOEICの出題パターンの把握と、そのパターンに当てはまる文法項目をなるべく多く理解すれば、攻略したパターンの問題数分だけ、確実にスコアを伸ばすことができます。

 

日常英会話でも、TOEICでも、ステップ1・2・3でそれぞれ決めた「動機・スキル・方法とプラン」によって、具体的にどういう取り組み方をすれば効果的かというのは変わってきますので、上記は参考程度に、ご自身のオリジナルプランを練ってくださいね。

 

まとめ

英語を学ぼうと思ったらまずやるべき三つのことは、

  1. 英語ができるようになったら何がしたいかを考え、動機を明確にする
  2. やりたいことの実現に必要な英語スキルを決めることで、具体的に取り組む分野を絞る
  3. 取り組むと決めたスキルの上達に必要な方法を選び・具体的な習慣プランを練る

です。この3つを順番通りにできれば、実際に学習をはじめてからの安定感が違います。

 

実際に私が実施している英会話レッスンでも、特に初心者の生徒さんには、必ず、まずこの3つのことに取り組んでいただいてから実際のレッスンを開始しています。そうすることで、半年後にはニュースや社会について英語で意見交換をできるレベルまでに成長されてきました。

 

まず英語を勉強しようと思い立ったら、この3つのステップをやってみてください。

 

ご自身のオリジナルプランを練っていく過程で、個人的にケアしてくれる先生が必要だと感じたり、カリキュラムがある英会話スクールが向いていると思ったり、市販のどんな教材を買えばいいかわかったりしてくると思います。

 

そこまで具体的に何をしたらいいかわかれば、行動するのもうんと楽になりますね。

 

英語をやろうと思い立った人たちが、動機になったやりたいことを実現されることを願っています!


レッスン以外にも

自主的に英語を勉強したいけど、始め方がわからないという方のために

カウンセリングを受け付けています。

プロからのアドバイスや計画を練るお手伝いが必要な方はお気軽にご活用ください。

 

 


独学で英語力を伸ばしたい方に役立つ記事はこちら▼

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