ついに書いてしまいました!私が大好きな海外ドラマシリーズThe Big Bang Theoryを大々的に推すページです!!笑
日本ではFRIENDSやPrison BreakやSUITSやGleeなど、様々な作品が人気を博していますが、まだまだ知名度が低いこのThe Big Bang Theoryも、ぜひ英語学習者の皆さんに観ていただきたいです。
理由はただ2つ!笑えるし、英語が綺麗だから!
と言ってしまうのは、あまりにも雑ですね。9つってタイトルで言ってるし!笑
では、早速いきましょう!
キャラクターの詳しい紹介&解説はこちら>>The Big Bang Theory(ビッグバンセオリー)のキャラクター紹介&解説!
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目次
1. セリフ数が多い!
アクションやファンタジーと違って、セットや映像効果ではなく、登場人物の言葉のやりとりが作品の面白さのすべてを決めると言っても過言ではないコメディは、セリフ数や言葉の数が多いので、一話あたりに吸収できる語彙数が圧倒的に多いです。つまり、コメディは語学学習者にとって、最適なジャンルなのです!
2. 早口でも、聞きやすい!
Gossip GirlやSUITSなど、セクシーさやかっこよさが魅力の一部でもある作品では、登場人物たちはささやくように話したり、吐息交じりの話し方をしたりするので、聴き取り難いことが多かったりします。
一方で、the Big Bang Theoryにはそういった演出がないので、はきはきと話されるセリフを聞くことができます。また、スタジオでの撮影では、live shootingと言って、現場にお客さんを入れていることもあり、半分舞台のような感覚でセリフのやりとりがされていることも、はきはきとした言い方に繋がっているのだと思います☆
3. 比較的文法も語彙もきれい!
同じ類のSit-com(Situation-comedy)で長年人気を博したFRIENDSは、英語学習に最適なドラマとして日本でも有名ですが、Rossというキャラクター以外のメインの5人はあまり知的ではないという設定でした。そのため、彼らの間で交わされている言葉遣いも、あまり綺麗ではありません。文法や選ぶ言葉が結構くずされていることも多いです。
一方でthe Big Bang Theoryは、メインの4人の男の子と途中のシーズンから登場する2人の女の子も博士号や修士号を持っているので知的な側面があります。ですから、彼らの言葉遣いもそういった設定を考慮したレベルのもので、 IQの高いキャラクターたちが話す英語は、話し言葉としては比較的文法も語彙もきれいです。
文の形が綺麗だったり(過度な省略がないなど)、選ぶ語彙がより具体的で知的だったりします。(ただgoodというのではなく、いくつかの形容詞を使って具体的に説明するなど。)
一見難しそうに思えますが、実は、学校で勉強して得た英語の知識を実践的なスキルに転換したい人や、ボキャブラリーを増やしたい人にとって最適な作品なのです!
4. 非ネイティヴの視聴者にも面白い内容!
Sheldonを筆頭に、対人関係における常識 (= social convention)が分からないメインのキャラクターたちは、非ネイティヴの視聴者にぴったりです。
高学歴で知識豊富な登場人物たちですが、社交性やコミュニケーションの面では苦手なことが多いのが特徴です。メインの4人の男の子たちはみんな科学者でSF映画や漫画好きなオタクです。そんなキャラクターたちが失敗したりしながらだんだんと恋愛をしていったり、社交性の面でも少しずつ成長していくのを観ていると、彼らを愛さずにはいられなくなります♪
また、英語を使えるようになりたい人にとっては、単に言語の技術を上げるだけでなく、どのような常識の中でその言語を使えばいいか知るのはとても役に立ちます!日本人視聴者として共感できるところもある一方で、アメリカでは社会的にどんなことは受け入れられ、どんなことは変だと思われるかを学ぶことができます。
そういったことを、the Big Bang Theoryの登場人物が試行錯誤する様子から、視聴者も学ぶことができるのがオススメポイントの一つです。
5. オタクじゃない視聴者も共感できる!
Pennyというキャラクターは、唯一、可愛いらしい普通の女の子という存在なので、オタクじゃない視聴者も感情移入できる設定になっているのが、このドラマの脚本家たちの優れているところだと思います。
他の6人が苦手な社会的常識という分野で唯一お手本となるのが、この作品のヒロイン的存在Pennyです。彼女は女優を目指してウェイトレスをしている高卒の女の子です。
他の高学歴で知識の豊富な登場人物たちとは対照的に、一見するとおバカに描かれています。裏を返せば、可愛くて社交性があって性格が良いので、モテるし、誰とでもすぐに仲良くなることができます。オタクで社交性に欠ける他のキャラクターたちに対しても偏見なく仲良くなるのが彼女の魅力です。
彼女の存在によって、2つの意味でオタク以外の一般的な視聴者からも共感を集める作品になっていると思います!1つ目はまず、個性的で常識はずれな言動をする他のキャラクター達にびっくりしたり、ツッコんだりする役がPennyであるということです。
2つ目は、社会常識がある一方で、勉強の方は苦手だったPennyですから、あまり知識が多くない彼女が桁外れに頭の良い他のキャラクターに何かしらからかわれる(ツッコまれる)時にも、一般的な視聴者は、彼女に共感できることが多いです。この対比によって、アメリカでのさまざまな常識を、他のキャラクターと一緒に学ぶことが出来ます。
オタクな視聴者だけでなく、そうでない視聴者も共感できるのはこのPennyの存在によるところが大きいのです☆
6.笑うタイミングが分かりやすい!
アメリカのコメディドラマというと、あの独特な”Hahaha”という声が入ってるのを想像する人もいるかと思います。The Big Bang Theoryにもたくさんの”Hahaha”が入っています。好みもあると思いますが、この笑い声によって視聴者はジョークが言われたタイミングを知ることができます。
実は笑いのツボというのは文化によって一番感覚が違う分野なので、英語でジョークを理解したり言ったりできるようになりたい人は、笑い声が入っているSit-com (situation-comedy)を選ぶのがおすすめです!
また、この作品のメインキャラクターであるSheldonは英語の笑いのツボの大部分とされてるSarcasm(皮肉、風刺)を始めは理解できません。日本のお笑いにはあまりない笑いのツボなので、このSheldonが “Was that… sarcasm?” と他のキャラクターに聞くたびに、私たちも英語のユーモアを学ぶことができます。
7.なまり(アクセント)を聞き取る練習になる!
メインの4人の男の子のうちの一人はインドから来たRajで、インドなまり(Indian accent)のある英語を話します。そのことを仲間内でからかったり、自分でネタにしたりするシーンがよくあります。
インドなまりは中国人のなまりと並んで、世界でもっとも聴き取りづらいアクセントのうちの一つだと言われることが多いです。しかし彼らの人口は多く、英語圏で知り合うことも一緒に仕事をすることも多いので、彼らのアクセントに慣れておくことは、とても役に立つ英語のスキルなのです!
また、Sheldonはアメリカの中でもテキサス州出身で、特に彼のお母さんはとても強いテキサスなまりを話すキャラクターです。
アクセントは英語ネイティヴか非ネイティヴかどうかに限らず地域によって存在するので、できるだけさまざまなアクセントに聞きなれておくことで実際の会話の場でより多様な人達とコミュニケーションをとることができます!
アクセントと併せてその土地独特の文化をジョークのネタにすることも多いので、少し誇張をされていることは認識しつつ理解すれば、より幅広い文化の理解に繋がります☆
8. 色んなタイプの女の子も共感しやすくなった!
今までは女としての魅力たっぷりのPennyと可愛らしくて頭の良いBernadette対さえない男たち4人という、社会常識に関しては女子チームが圧勝という構図でした!
しかし、途中から、シェルドンの彼女候補として登場し、メインキャストに加わったAmyは、いわゆる女の子版Sheldonで、優秀な分、人を見下すような態度、初めのころの、どう人と接したらいいかわかっていない感じが特徴的でした。
途中からはPennyに憧れる気持ちが強くなり、たまにやりすぎなプレゼントをしたり、Pennyへの強い思いを言葉にしてしまったりして、空気を変にするような場面も多くみられました。しかし、PennyやBernadetteと仲良くなっていくうちに、どんどんと賢く常識のある可愛らしい女の子になっていく様子は、自分を変えたいと思っている多くの女の子に勇気を与える存在になっていると思います。
今まで男性に偏っていたそういったキャラの存在が、女性キャラとしても登場することで、より共感できる層が広がり、男女のバランスも取れるようになりました。
9. 本当に純粋な愛の形がそこにある!
シーズンを追うごとに、メインのキャラクター7人のうちの6人はお互いにカップルになっていきますが、一般的な男女のドラマと違って、男女のキャラクター間で相手が変わったり、ころころ新しい相手と付き合ったり別れたりということはありません。
誰の方がカッコ良いとか優しいとか、そういうことではなく、相手の全てを愛している感じを受けます。ドラマの世界なので男女のドロドロやロマンチックな作品ももちろん観ていて面白いですが、このthe Big Bang Theoryの中のメインの3カップルは、お互いの欠点を理解し合ったり直そうと努力し合ったりして、紆余曲折あっても結局相手のことを見捨てません。
何より、問題が起きて感情的になっても結局はちゃんと話し合って一緒に前に進んでくという彼らのやり方は、不器用ながらとても誠実な人間関係の築き方だと思い、私は観ていていつも温かい気持ちになります。
たまにキャラクターたちが歌うことがあるthe Big Bang Theoryですが、特に、私が一番好きなシーンがこちらです!
初めてのデートから一年記念の日にHowardが恋人のBernadetteにオリジナルの歌をプレゼントするのですが、このオタクっぽくてでも機転の利いた歌詞で、何より可愛らしくてキャッチ―なメロディに、何回聞いてもキュンキュンしてしまいます!笑
ストーリーやキャラクターを知らないとあまり共感できないかもしれませんが、これを機に観てみようかな~という人が増えたら嬉しいです♪
かっこ良くて男らしいキャラクターも、超美人でおしゃれなキャラクターも出てこないので、日本であまり人気が出ていないのも分からなくもないのですが、その分、個性的で愛すべきキャラクター達のどれかしらに共感できて、笑える作品です。
だからこそ、アメリカでシーズン9の放送が終わった今(2016年06月現在)、こんなにも世界中で愛されている作品になってきたのだと思います。
笑えて温かい気持ちになれて、英語学習にもとても向いているthe Big Bang Theoryのご紹介でした!
ちなみにthe Big Bang TheoryはHuluやNetflixで観られます~!TSUTAYAにもあるのでぜひ興味がある人は見てみてくださいねー☆
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