日本の「おもてなし」の勘違い~観光業編~

こんにちは~!色んな問題がひっきりなしに出てくる2020年東京オリンピックですが、日本の観光業に携わる方々は着々と準備を進めているようですね。

日本の「おもてなし」力のアピールによって勝ち取ったとも言える2020TOKYOオリンピックですが、私たちが思っている「おもてなし」が外国人にとって気持ちの良い滞在に繋がるかどうか、ちょっと怪しい所があると感じています。

2020tokyo

一番心配なのは、「伝統的な日本文化」「日本っぽさ」のおしつけじゃないでしょうか。

 

例えば、和室で畳に布団のおもてなし!客層によっては、「客を床で寝かせるとは!怒」とクレームになることもあるようです。

 

他にも、最近ではだいぶ融通が利くようになったようですが、いわゆる日本食や懐石料理には、生魚から豚から牛からおかまいなしに入っていて、好き嫌いやアレルギー以外の宗教上の理由で食べられないものがある人たちへの対応が十分かというと、そうでないところも多いです。

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また、あるホテルチェーンでは中国語や英語表示が行き通っており、言葉の面では観光客を取り入れようとする積極的な姿勢が見られますが、少し残念な点が見つかってしまいました。そこの売りは好アクセスと設備の充実(Wifi,大きなテレビ、アイロンやズボンプレッサーその他設備)、そして清潔感です。

日本人のビジネスマンにとっては最高の条件だと思いますが、外国人からすると事情は違います。ほとんど日本語のテレビは観ないし、記載はダブルの部屋でもベッド以外のスペースはほとんどなく、レビューでは大不評のようです。身体も大きいですし、日本人と違って、あまり狭い部屋で過ごした経験がない彼らにとって、部屋の広さは大事なんですね。窮屈すぎて滞在を短くしたという利用者の声もちらほら見られました。

ホテルとしてはルームクリーニングも少なくて済むため長期滞在で部屋が埋まるのが理想ですが、これは残念ですよね。

逆に、清潔感の水準は日本はかなり高い方なので、もしそこを特に押し出しているとしたらあまり外国人には響いていない可能性もあるかと…。

 

これらは一部ですが、日本人の思う「日本が誇るもの・こと」(清潔感とか、和風なものとか)に対するこだわりが強いため、海外からくる滞在者が本当はどんなことを求めているか、あまり拾えていないような気がします。

 

先ほど布団について少し言及しましたが、「床」に対する捉え方は、日本と北米の文化ではかなりの違いがあります。

 

私は床に直に座るのが好きなので、カナダの友人の家に行ってもすぐに床に座る癖がありました。でも友達は私に床には座らないでとしつこいくらいに言ってきました。私は「客人だからしきりにソファーやいすを勧めてくれるくれるのだろう、なんて優しいの~」とはじめは思っていましたが、彼らにとってはそれ以上に、きれい好きなはずの日本人が、汚い床に座っているということにちょっと引いていたんだと、後々気付きました。笑

 

そんな床に薄い布団を敷いて寝ろと言われてもやはりあまりいい気はしないのでしょうね。

最近、マットレスの上に布団を敷くようなスタイルを導入している旅館も増えてきているのは、そういった背景もあるのだと思います。

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日本は海外の(特にアメリカの)もので溢れていますが、アメリカの文化を含め、他の国の人がどんな文化や考えをもっているかに対してもう少し理解が追い付いて欲しいと思ったりします。本当に「おもてなし」をしたい人だったら、一度私たちが思う「外国人」(そんな風にまとめられるようなものでもありませんしね)に対する固定観念をとっぱらって、彼らがどんな文化から来ていて、何をしに日本に来るのか、どんな滞在にしたいのか考えたいですね。

 

とかいうことを、考えていた時に、たまたまテレビで観たNHKの番組が、ここ最近で観たどの番組よりも面白かったので、観たい人は声かけてください!笑

 

 

少し前に、私がやっているディスカッションクラスでのトピックで、日本と外国からの滞在者について議論したところだったので、この番組を生徒さんみんなと観たかったな~と思いました!

 

この番組を観て、共感できる部分と気付かされる部分とたくさんあって…次回はメモを取りながらもう一度観たいと思います!!

 

まず、「オリンピックが開かれるからと言って、日本に来る外国人観光客はほとんどいない」という部分を聞いて、笑ってしまいました!!!私もなんでそこに気づかなかったのだろう!!!大会開催中は外国人がくるだろうけど、彼ら大多数の目的は別に観光じゃないですよね。

 

私も含め、まだまだ分かってない所ってたくさんありますね~。背筋が伸びる思いです!!!

 

今回は、日本で観光業として「おもてなし」する場合の話でしたが、次は、個人的に海外から友達を受け入れるときに気づいたことがあるのでお話しできたらと思っています~☆

では!

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