日本の「おもてなし」の勘違い~個人でホスト編~③

日本で観光業として「おもてなし」する場合の話をちらっとしましたが(参照「日本の『おもてなし』の勘違い~観光業編~」)、本当にお伝えしたいのは個人的な経験から感じた今回のお話しです!

海外から友達が訪ねてくる場合、みなさんならどんな風に「おもてなし」しますか?

日本の「おもてなし」に本当に足りないものは、日本人にとって一番避けたい事かもしれない

前回記事>>②それでも気を遣いたいのが日本人らしさだとしたら?

気を使ってしまうのも日本人らしさ。それをもっとわかってもらうようにしてもいいのでは?という提案で終わったのが前回の記事でしたね。

理解を求めるにはまず説明する義務を果たす

ここで間違えちゃいけないのが、日本人的な「遠慮」とか「気を遣う」ことがまだわからない外国人に、ちゃんと説明もせず「できることを期待する」「できなければ外国人レッテルを貼る」をしてしまっては全然ダメだということです。

 

日本企業でよく、外国人従業員が浮いているなんて話を聞いてとても歯がゆい気持ちになります。一体、その会社の何人の日本人従業員が周りの外国人従業員に、集団における日本人の文化を説明したんだろうかと疑問が残ります。

 

英語圏のコミュニケーションは文脈に依存しない文化、日本は真逆

私が初めて海外に住んだのが高校生の時でしたが、ホームステイの心得として「口に出していないことは、思っていないことだとアメリカでは捉えらえる。心配事や何か相談があれば、言わないとホストファミリーは絶対に何もしてくれないよ。なんでも良いから話して解決しなさい。」と言われたことがとても印象に残っています。

これは文化によって、コミュニケーションがどのくらい文脈(context)に依存するかが違うことによるすれ違いを減らすための素晴らしいアドバイスだったということは、のちのち異文化コミュニケーションなどを学んでいくにつれて知ることとなりました。こちらのサイトにわかりやすく説明されていたので、興味がある人は見てみてください!

 

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「断言する。欧米人は「おもてなし」を理解することができない。」
http://press.share-wis.com/cannot-understand-omotenashi

 

分かってもらおうとすることを、怠ってはいけないと思う

この考え方が、私にはしっくりきて、それ以来わたしの生き方の支柱になっている気がします。日本ではそのせいでたまにコミュニケーションに苦労しますが、察してもらえる・分かってもらえる、と期待して伝えることを怠るのは甘えだと思っています。(甘えという言葉を出すと急に日本人っぽいですが。)

 

だから、分かってもらおうとすることを、怠ってはいけないのだと思います。伝わらないかもしれない相手に、何かをわかってもらおうとする作業はとても難しいですし、勇気とエネルギーを要します。しかし、日本人はどういう人間なのかということを、しっかりと伝えていかなければ、どんどん繋がっていく国際社会で、日本人はますます遠慮し気をつかい、萎縮していってしまうと思います。

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日本人の性格に対する理解を広めるためにできること

日本人にとっても生きやすい、活躍しやすい世界にするには、私たちがどういう人間なのか、自分たちで伝えていく努力はしましょう!大規模な情報発信でなくても、みんなが周りにいる外国人の友達や、海外から働きに来ている会社の同僚と話すときに、「私たちは気を遣ってしまうし、遠慮しがちなところを分かってほしい」と言っていくだけで、日本人に対する理解はだいぶ広がると思いませんか?

 

そんなこと言えたら、そもそも苦労していない、と思いますよね?

 

でも、全てに遠慮して、欧米人を前に空気読んだり、欧米人のやり方に合わせていくうちに、日本人の奥ゆかしくて美しい「相手を重んじる心」ということ自体が廃れていってしまう気がして、それはとても残念だと思うんです。私たちはこうである、と主張することで、感じることや思うこと自体は変えなくて良くなるかもしれないとしたら、ちょっとだけ伝えようとしてみようと思えませんか♪

 

言いづらいことではありますが、私も頑張って取り組んでいるところです!仲間募集中!笑

 

「私たちは自然と気を使い、遠慮し、空気を読むんだ!そういう文化があることを知って欲しい!」

 

そういうコミュニケーションを始めてみるのもいいかなと思いますよ♪

 

ではまた!