日本の「おもてなし」の勘違い~個人でホスト編~②

日本で観光業として「おもてなし」する場合の話をちらっとしましたが(参照「日本の『おもてなし』の勘違い~観光業編~」)、ここでお伝えしたいのは個人的な経験から感じたことです!

 

海外から友達が訪ねてくる場合、みなさんならどんな風に「おもてなし」しますか?

それでも気を遣いたいのが日本人らしさだとしたら?

前回記事>>①個人単位でのおもてなしの勘違い

前回は、欧米人は基本的に個人主義なので、旅を楽しむかどうかは自分自身の責任だととらえていることが多い、というお話しでした。

でも、人にもよるでしょうが、自分の家に旅行者が滞在するとなったら、準備もするし部屋も片付けるし、滞在者が見知らぬ土地で心地よく過ごせるように、できることはしたいと自然と思う人も多くいると思うんですよね。そうしないと気が済まない日本人は多いです。

かくいう私もその一人!今回カナダからの友人が泊まりに来たときに来客用の布団を用意し、部屋のレイアウトを変えたりしたのは、私です( ´ ▽ ` )ノははは笑

 

勝手に気負っておいて、頑張って準備するのだけれど、やはりずっと気にかけるべき相手と一緒に行動したり、仕事の合間を縫って楽しませようとするのは疲れて当然ですよね。一人になる時間が欲しかったり、とにかく「ホストではない時間」というものが要所要所にないと!ずっと良きホストでいようとするのは大変です。

kizukare

外国人滞在者に対して良かれと思ってやっていることが外れてしまうことも多く、それは文化の違いから仕方がないことなのだと思います。(前回記事「日本の『おもてなし』の勘違い~観光業編~」参照)必要以上に勝手に背負って自ら疲弊するというのは、そこだけ切り取ってみると、なんだか独りよがりにも思えてしまいますね。

 

しかし、悲しいかな、これも日本人らしさだと思います。外国のことにちょっぴり疎く、たまに恥ずかしいくらい無知ですが、それだけ日本や日本らしさが好きで誇りに思い(自覚はあまりないと思いますが)、必要ないと言われながらもおせっかいなくらい相手のことを気遣い、頑張ってしまう、それが今までの日本の文化が作り上げてきた日本人らしさの一部です。

気遣いは根深い日本文化

「恥」の文化や、うち・そとの対比からくるような、「外」の人に対するそれ相応の対応の仕方というのは日本人が自覚していないような文化の奥深いところに残っていますから、そう思うことは日本人らしさの一部なんです。(その話に入ってしまうと超大作になってしまうので、止めておきますが。詳しくは日本文化の社会学とかを勉強し始めると色々と見えてきますよ♪笑)

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だからこそ「おもてなし」大国として打ち出すまでの文化があるのだと思います。

 

となると、それを変えてしまうのはなんとも惜しい気もしてきます。笑

というか、日本人は海外からくる人たちにへこへこしすぎですよね!

 

日本のことを誇りに思っているくせに建前は外国人にニコニコへこへこするんですね。ここで提案です!

「私たちは遠慮する」と主張するという提案

全部ひっくるめて日本人らしさなんだから、日本にくる旅行者たちには「遠慮」という美しい文化をもっとわからせてもいいと思います。そここそ遠慮せずに主張していいと思います。「日本にいるときは遠慮しなさい!」と。要は「郷に入ったら郷に従え」ですね。あら、急に世界共通認識。

 

When in Rome, do as the Romans do. (郷に入ったら郷に従え)

 

布団で寝るとか、麺類は音を立ててすするとか、そういった表面的なことを(ある意味)強いて、日本らしさだとアピールしてもいいですが、「遠慮」とか、「気を遣う」とか、そういうことを、外国人にちゃんと伝えようとしてみたら、もっと面白い文化交流になるんじゃないかな~と思います。

 

次回>>③日本の「おもてなし」に本当に足りないものは日本人にとって一番避けたい事かもしれない